伊佐市長選挙、三つどもえの激戦 新旧リーダー絡み構図は複雑に 鹿児島
南日本放送
今月10日に告示された鹿児島県伊佐市の市長選挙は、17日・日曜日が投開票です。候補者の顔ぶれや地域が抱える課題をお伝えします。 【写真を見る】伊佐市長選挙、三つどもえの激戦 新旧リーダー絡み構図は複雑に 鹿児島 伊佐市長選挙に立候補したのは届け出順に、現職で2期目を目指す橋本欣也さん、新人で元市議会議員の森山良和さん、新人で元市議会議員の遠矢寿子さんの3人で、いずれも無所属です。新旧のリーダーを含む三つどもえの戦いとなっています。 (橋本欣也候補 無・現(1))「伊佐市の流れを止めるわけにはいかない。皆さん、支援をよろしくお願いします。けしんかぎり、この1週間頑張る」 現職の橋本さんは、熊本県山都町出身の60歳。林野庁の大口営林署職員を経て、大口市役所で務めた後、4年前の市長選で初当選しました。 子ども医療費の無償化や企業誘致などを実績にあげ、基幹産業の振興と「教育日本一」のまちづくりを目指します。 選挙戦初日。出陣式の会場を出発しようとしたその時… (橋本欣也候補)「ハプニング中です。マイクが鳴らなくなった」 マイクが故障するハプニングにも動じることなく、遊説へ。現職の市長として公務もこなし、市内を走り回っています。 (橋本欣也候補)「公務をするために市長になった。公務をないがしろにはしない」 (森山良和候補 無・新)「このまちの未来を私に託してください。私がこの伊佐を変えていく」 新人の森山さんは、伊佐市大口出身の40歳。伊佐農業公社での勤務を経て、2012年の市議選で初当選し、36歳で議長を務めました。 市長選の立候補者の中で最年少の40歳という若さを全面に出し、地元経済を発展させて市民の所得向上を目指します。人が集まるイベントも訪れ、積極的に握手を求めます。 (森山良和候補)「若さに期待しているのは強く感じる。地域の皆さんからこの街を変えてほしいという反応もたくさんもらっているので、気を引き締めながら期待に応えていけるよう頑張りたい」 (遠矢寿子候補 無・新)「人口は減ってもお互い様の精神で助け合って支えあって生きていける。困難も分かち合って生きていける、そんな街にしたい」