「タカ派過ぎて心配」「自分で思っているほど好かれていない」 自民党総裁候補、アメリカ政府関係者らの本音
「強いリーダーがいなければ、日本はこれまでほど積極的にはなれないだろう」と、日本のリーダーとしての役割に関する著書があるブルッキングス研究所のソリス氏は語る。 日本は、「アメリカで盛んになっている」経済ナショナリズムの深化や排外主義的ポピュリズムの拡大に反対する重要な発言者となっている。トランプ政権下で孤立主義が復活する可能性は、日本のリーダーシップの重要性を強調している、とソリス氏は指摘する。
現時点では、現在の総裁候補者の誰が総裁になったとしても、民主党政権時の混乱ほどにはならないだろうとみられている。 「むしろ、どのようなトップが日本政府の手綱を握るのに長けているのか、自民党の政策をやり遂げられるような優れた経済運営を提供できるかが問題だ」とソリス氏。「われわれが慣れ親しんできた、断固とした姿勢を維持できる日本の統制力が弱まるとしたら、それは問題だ」。
ダニエル・スナイダー :スタンフォード大学講師