夏の甲子園、49校を「強豪校」撃破数で紹介(下)
■静岡 11勝(土岐商から2勝、静岡商、静岡市立、県岐阜商、立命館宇治、木更津総合、浜名、東海大静岡翔洋、津商、いなべ総合) 秋の県大会、東海大会、春の県大会、東海大会すべてを制し東海地区では圧倒的な実力を誇っている。選抜でも立命館宇治、木更津総合を破って8強入り、敦賀気比戦の敗戦も3-4の1点差だった。夏の大会では初戦の日大三島戦、続く清水西戦で僅差の試合となったが、以降は危なげなく勝ち進んだ。今大会の優勝候補の一角であることは間違いない。 ■愛媛/今治西 11勝(今治北から2勝、松山東から2勝、丹原、宇和島東、川島、明徳義塾、桐蔭、徳島商、小松) 秋と夏の愛媛大会に優勝、四国大会ではいずれも英明に敗れた四国ナンバーツーともいえるチーム。秋の大会では今治北、宇和島東、松山東、川島、明徳義塾と数多くの強豪校を倒している。夏も準決勝までの4試合で24得点3失点と問題なく勝ち進み、決勝では昨夏の代表校小松に4-3で勝利した。 ■群馬/健大高崎 12勝(桐生第一から3勝、前橋育英、宇部鴻城、天理、桐生市商、日本航空、専大松戸、国学院栃木、前橋工、前橋商) 県内での敗戦は春決勝の前橋育英戦だけ。秋は関東大会でも2勝を挙げ4強、春の関東大会も日本航空、専大松戸、国学院栃木と強豪校を破って4強入りした。選抜でも中国王者の宇部鴻城、近畿王者の天理から勝利を挙げておりその実力は全国トップクラスだろう。 ■宮城/仙台育英 12勝(仙台西、東北、利府、東稜、一関学院、日大東北、八戸学院光星、天理、九州学院、浦和学院、神村学園、古川工) 秋、春、夏の県大会と秋の東北大会を制し、神宮大会も優勝している。東北大会では八戸学院光星、神宮大会では天理、浦和学院と選抜でも勝利を挙げたチームから勝利しており、実績は十分だ。ただ春の東北大会では初戦で盛岡大付に敗れている。県内での力は飛び抜けていて、夏はすべての試合で9点以上を奪い、6試合中5試合が2失点以下と圧勝続きだった。 ■福井/敦賀気比 12勝(福井工大福井から2勝、富山第一、松商学園、英明、奈良大付、仙台育英、静岡、大阪桐蔭、東海大四、金沢、中越) 秋は県の決勝で福井工大福井に敗れたが、北信越大会の3試合すべてに圧勝し優勝、選抜では神宮大会優勝の仙台育英、東海王者の静岡、2014年夏優勝の大阪桐蔭、北海道王者の東海大四と各地区のトップチームを倒して優勝した。春以降も県大会優勝、北信越大会で準優勝と勢いは衰えていない。史上8校目の春夏連覇はなるだろうか。 (株)日刊編集センター