コクヨと戸田市、課題解決型学習を支える教室の実証開始
コクヨ株式会社は、埼玉県戸田市教育委員会と協働し、戸田市立美谷木小学校において、PBL(課題解決型学習)を支える教室環境の実証を開始した。 【画像】PBL教室の様子 同実証では、PBL教室に必要な要素を精査し、メディアルーム(PC教室)を改装して、同社の「Anywayシリーズ」の家具やテクノホライゾン製の電子黒板とモバイルディスプレイ、Creality 3D製高速3Dプリンタ、Aver(アバー・インフォメーション)製AI追尾カメラ、アバロンテクノロジーズ製のソフトウェアを教室に用意。PBL教室として整備した。 同教室は、授業の種類や目的に応じてレイアウトを自由に変えられる設計が特徴だ。プロジェクト型のグループワークや個別学習、プレゼンテーションといった授業スタイルに対応し、さまざまな学び方に対応できるようにしている。 同実証は、複数の学年や教科でPBL教室での授業を実践し、児童の学びの効果や教職員の授業スタイルに与える影響について、2025年3月末まで検証する予定だ。 戸田市は、子育て世代が多く居住する地域として教育に力を入れており、地域・学校・家庭が一体となった教育改革を推進している。今回のプロジェクトは、令和3年度から令和7年度の「第4次戸田市教育振興計画」の一環として実施され、児童が自ら主体的に学ぶ力や挑戦力を育むことを目的としている。 実施体制の概要は、以下の通り。 実施機関 埼玉県戸田市教育委員会 参画事業者 コクヨ株式会社 富士電機ITソリューション株式会社 実施場所 戸田市立美女木小学校 実施内容 PBL(課題解決型学習)教室の実証 期間 2024年10月下旬から2025年3月末予定
こどもとIT,編集部