PRのプロが教える〝劇的に変わる〟面接テクニック! ひとつめのポイントは「テーマの設定」
生きていく上で避けては通れない面接やプレゼンテーション。ただ「何を話せばいいのか」「不安で仕方ない」と悩む人が多いのも事実。そこで寝具メーカー「エアウィーヴ」の広報として5年で売上を1億円から115億円に押し上げるなどの実績を持ち、現在はPR会社の社長として日々プレゼンや採用面接などをこなす「PRプロデューサー」の笹木郁乃氏が、「劇的に変わる!面接術」を授けてくれた。 【写真】大勢の人の前で解説する笹木郁乃氏 ポイントさえ抑えれば、こんな時でも大丈夫! 【面接・自己PR編】 学校卒業後の就職活動や転職活動だけでなく、受験やアルバイトなど、意外と経験する機会が多い面接。それ故に苦手意識を持つ人も少なくないだろう。そんな人たちに向けて、笹木氏は意識すれば「この人が欲しい!」と思ってもらえる面接テクニックを3つ挙げた。今回はその第1弾を紹介する。 【自己紹介、自己PR】最初に「自分はどういう人です」というテーマを設定してから話すこと! まず多くの「面接に失敗する」人が陥りがちなミスについて、笹木氏は「興味をもってもらっていない段階でだらだら話しちゃう」ことを挙げた。 面接の大半は初めに自己紹介の場を設けられるが、「(よし準備してきたところだ!)はい!私は大学では○○を学んで、アルバイトでは○○を頑張って…」と話し始める人が大半だという。このパターンだと面接官は「何を話したいんだろう、オチはなんだろう」と感じてしまうというのだ。 これを解消するにはどうすればいいのか。それが「テーマの設定」につながる。例えば「自分は粘り強い人間なんです」というテーマを設定して初めに話す。そうすると自分も相手も「この人は粘り強い人なんだ」という共通認識から話が進められる。そこからはこっちのもの。自分が野球部であれば「2年間補欠だったが、自主練習や動画で研究を重ねてレギュラーを獲得しました」「職場でうまくいかないことがあってもこの経験を生かし、工夫して乗り越える力があります」。どうだろう、うまくまとまってきたのではないだろうか。 またテーマ設定に併せて笹木氏は印象に残りやすい面接での自己紹介メソッドも紹介。 A.「テーマ」(例・「粘り強い人間」) ↓ B.「実績」(例・「補欠から努力してレギュラーを獲得」) ↓ C.「特徴」(例・「動画で確認したらフォームがおかしかったので、改善のため反復練習(研究)→会社でもこの経験を生かせる」) 笹木氏はこの流れをとることを推奨した。逆の順番で話す人が多いといい、「最初にテーマってパッと思い浮かばない。だからこそ事前に準備しておくといいと思います」とアドバイスを行った。 (よろず~ニュース・髙石 航平)
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