【陸上】チェベトが女子5000mで14分09秒52 男子1500mはヌグセがインゲブリグトセンを抑える/DLチューリヒ
9月5日、ダイヤモンドリーグ(DL)第13戦のヴェルトクラッセ・チューリッヒがスイス・チューリヒで開催され、女子5000mでは、パリ五輪金メダルのB.チェベト(ケニア)が今季世界最高、パフォーマンス世界歴代7位の14分09秒52の大会新で優勝した。 【動画】DLチューリヒのハイライトをチェック! チェベトは今年10000mで28分54秒14の世界記録を樹立している。パリ五輪では5000mと10000mの2冠を果たした。今大会では2位以下に19秒以上の大差をつけて圧勝。「世界記録を狙いたかったが、天候に恵まれなかった。今日は観客とファンに感謝したい。DLファイナルのブリュッセルにも出場するつもり。脚の状態から世界記録への挑戦は難しそうなので、来年ね」とコメントした。 男子1500mはパリ五輪の上位選手たちが顔を揃える注目戦となり、パリ五輪銅メダルのY.ヌグセ(米国)が3分29秒21で制した。「注目されるレースで、最後はかなり速くなるだろうと思っていた。誰が勝ってもおかしくない中で勝てたことがうれしい」と話した。パリ五輪5000m金メダルのJ.インゲブリグトセン(ノルウェー)が3分29秒52で2位、パリ五輪金のC.ホッカー(米国)が3分30秒46で3位、4位には19歳のN.ラロス(オランダ)が3分31秒23で続いた。 男子110mハードルではパリ五輪金メダル、世界選手3連覇中のG.ホロウェイ(米国)が12秒99(-0.3)で今季DL4勝目を挙げた。男子200m(+0.4)はパリ五輪金メダルのL.テボゴ(ボツワナ)が19秒55でV。自己新をマークしたK.ベドナレク(米国)が2位に続いた 。 女子100m(+0.1)はブダペスト世界選手権金メダル、パリ五輪銀のS.リチャードソン(米国)が10秒71で制し、パリ五輪金のJ.アルフレッド(セントルシア)が10秒88で2位だった。 この大会までのDLポイント上位者が9月13、14日にベルギー・ブリュッセルで開催されるファイナルへの出場権を獲得。DLブリュッセルでは年間優勝者を決する32種目が行われるほか、女子400mハードル世界記録保持者のS.マクローリン・レヴロン(米国)が特別レースの200mと400mに出場することが発表されている。
月陸編集部