「実際の使い勝手はどうなの?」 ガーミン最新レーザー距離計「Approach Z30」の便利機能をコースで確かめてみた
無料のスマホアプリと連携させるとピンの前後位置が分かる
「Approach Z30」は同社のゴルフGPSウオッチと連動する機能をそなえています。連動させることでさらに便利に使えるのですが、実は無料で使えるガーミンのゴルフアプリ「Garmin Golf」とも連動させることができます。ゴルフGPSウオッチを持っていなくても、スマホアプリだけでも使えます。
「Garmin Golf」は、スマホのGPSを利用したコースナビやスコア集計アプリとしても使えるのですが、Bluetoothで「Approach Z30」と連動させると、距離計で測った地点やターゲットが、リアルタイムでスマホアプリのホールマップに表示されるようになります。それだけでなく、「Approach Z30」本体のレンズをのぞいたときに、ピン位置がグリーン手前のエッジから何ヤードにあって、グリーン奥エッジからは何ヤードなのかをレンズ内で確認できるようになります。この「レンジリレー」と「フラッグファインダー」という機能がめちゃ便利です。 グリーン上でのピンの前後位置が分かると、グリーンを狙うショットでの番手選びやコース戦略が変わってきます。ピン位置が手前なら、ちょっとぐらいオーバーめに打ってもグリーンに残るだろうと考えられます。逆にピンが奥目なら、グリーンオーバーに気をつけて手前から攻めるコース戦略に切り替えることもできます。特に打ち上げのホールや砲台グリーンなどでグリーン面が見えないときには、ターゲットの距離を俯瞰(ふかん)で把握できる「レンジリレー」機能が重宝します。
スマートさを求めるならゴルフGPSウオッチとの連動がオススメ
「Approach Z30」は、ガーミンのゴルフGPSウオッチとも連動します。ウオッチのソフトウエアをアップデートすることで、ガーミンの従来機種でも前述した「レンジリレー」の機能を使うことができます(※対応機種については、ガーミン公式ウェブサイトで確認を)。
スマホアプリ「Garmin Golf」の良さは、ホールマップがスマホの大きい画面で見られるところです。とはいえ、プレー中にスマホをポケットに入れて持ち歩きたくないという人もいるでしょう。実をいうと、著者(鶴原)や野村さんも“スマホを持ち歩きたくない派”です。なので、持ち運びやすさと使い勝手を考えると、ゴルフGPSウオッチを所有して「Approach Z30」と同時使用するのが一番スマートな方法と考えられます。