猛暑でわが家は「エアコン3台」をつけっぱなしです。1日「16時間」稼働させていますが、電気代はどれだけ高くなるでしょうか…?
毎年夏になると、暑さだけでなく地域によっては湿度が高くなってエアコンが手放せなくなるケースも多いのではないでしょうか? 休日だけでなく、在宅勤務で平日に自宅で過ごす時間が増えると、光熱費が跳ね上がるのではないかと心配になるかもしれません。 本記事では、3部屋同時にエアコンを1日16時間稼働させると、電気代はどのくらいになるのか解説します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンを1時間つけると電気代はいくらかかる?
エアコンを使いながら「来月の電気代はいくらになるのか」「昨年よりも金額は増えたのか(減ったのか)」が気になる人も多いでしょう。エアコンの電気代は、主に消費電力の大きさや稼働時間の長さによって変化します。 一般的な家庭用エアコンの1時間あたりの電気代は「消費電力(kW)✕電気料金単価(円)✕稼働時間」によって計算されます。電気料金単価は一般的に全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している「1kWhあたり31円」で算出されます。 また、電気代を考えるうえで使用環境は無視できません。猛暑ですでに40度近い状態の空間を、28度の設定温度まで冷やすには大きなエネルギーと時間が必要です。一方、「気温が30度で天候は曇り」の状態だと、40度近い状態ほどは負荷がかからず、冷えるまでに必要な時間も短くなると思われます。 使用環境だけでなく電力会社との契約などによっても電気代は変化します。具体的な金額を把握したい場合は、過去の明細や、電気の契約内容や自宅などで使用している機種の消費電力を調べてみましょう。
3部屋同時にエアコンを1日16時間させる場合は?
1人暮らしで「1K」などの部屋で過ごすとエアコンは1つのみで足りるでしょう。しかし、パートナーや家族などと2LDK以上などの間取りで生活する場合、それぞれの部屋にエアコンが設置されていることもあります。 ここでは、リビングと仕事部屋、寝室にそれぞれ定格の消費電力が800Wのエアコンが設置されていると仮定します。エアコンは室内環境によって稼働能力を変化させるため最小値から最大値の間で消費電力は変化しますが、今回は話を分かりやすくするために、常に800Wの力で運転するものとします。 また機種や機能に違いはなく、同一条件のもとで動かすと同額の電気代がかかるとします。 この状況で3部屋同時に1日16時間稼働させると、電気代はどうなるのでしょうか。前記の計算式に当てはめると、1台あたり1日で約396円の電気代がかかります。3台稼働すると約1188円で、1ヶ月間(30日とします)毎日使用すると約3万5640円となる計算です。 考え方や価値観は人それぞれですが、エアコン代に毎月3万円以上かかることは、決して安い金額ではないと思う人は多いのではないでしょうか。