【日本ハム】目指すリーグ優勝の原動力に 他球団垂涎の「充実のピッチングスタッフ」とは
昨年リーグ2位と躍進した日本ハムにとって、今季はいよいよ優勝を目指すシーズンともなる。大きな力となりそうなのは、球界屈指ともいえる充実のピッチングスタッフにもある。 【動画】ここまで飛ぶ?水谷が戸郷から放った3号ソロシーン 3本柱は昨年14勝とリーグ最多勝を飾った伊藤大海に、加藤貴之、山﨑福也の3人。合わせて34勝をマークし、492イニングを投げ抜くなど、まさに強固な軸がチームを支えた。 そして、3本柱に続き奮闘したのが金村尚真と北山亘基だ。 開幕をリリーフで迎えた金村は、5月半ばから先発に再転向。2年目ながら落ち着きのある投球と安定感をみせ、7勝をマークした。 今季は3月28日に行われる西武との試合において、開幕投手という初の大役にも内定している。チーム悲願の優勝へ向けた大事な初戦、これまでのような安定感のある投球で白星発進とすることができるか。シーズン通してのローテーション定着にも大いに期待したい。 「教授」の愛称で知られる北山も引き続きの活躍が期待される。途中怪我による離脱はあったものの、2024年シーズンは4月に自身初の完封勝利を飾ると、14試合に登板し、5勝1敗、1ホールド。防御率2.31。シーズン終了後には侍ジャパンに初選出されプレミア12の舞台でも活躍をみせるなど、存在感をみせた年となった。 プロ4年目を迎えるシーズンは年間通してのパフォーマンス、さらには自身初の二桁勝利にも大いに期待がかかる。 この5名に加え、ロマン腕も多く控えている。 若手では2024年シーズンに支配下登録され、2勝をマークした福島蓮や、プロ初勝利を挙げた4年目の達孝太、勝ち星こそなかったものの2023年のアジアチャンピオンシップで快投を見せた左腕の根本悠楓など、実績と伸びしろ十分なメンバーばかりだ。 通常6名でスタートする先発ローテーションをめぐって充実の布陣、さらにここに中日からFA行使した福谷浩司も加わるなどさらにパワーアップした他球団垂涎のラインアップとなっている。 今オフはかつてチームを支えた上沢直之がソフトバンクに移籍したことも話題を集めた。ただこれだけの充実の布陣とあって仮に上沢が戻ってきていたとしても、椅子がなかった可能性もある。 新庄剛志監督にとっても勝負を賭ける4年目シーズン。チームスローガン「大航海は続く」の言葉通り、どんなハッピーエンドが待っているのか。ファンの楽しみは拡がっている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]