優勝を決めて喜ぶ福岡大の選手たち

　九州六大学野球は29日、秋季リーグの最終戦が行われ、福岡大が北九大に競り勝ち、3季連続63度目の優勝を決めた。福岡大と並んでいた西南大は九州大に敗れた。福岡大は明治神宮大会の出場権をかけて全九州大学選手権に出場する。 【スコア】試合結果

2年生左腕の楠井11K

　今秋、公式戦デビューした福岡大の楠井（2年・下関商）が、優勝のかかった一戦で力投した。

　「いつも通り投げるだけ」と平常心で臨んだ左腕。この日も伸びのある直球にカットボールなど4種類の変化球を交え、七回途中2失点で11三振を奪った。

　リーグ戦では5試合に投げてチームの3連覇に貢献。全九州大学選手権に向けて、「ストライク先行で多くの三振を取りたい」と意気込みを語った。

　【最終順位】〈1〉福岡大7勝3敗〈2〉西南大6勝4敗〈3〉九国大5勝5敗〈4〉北九大4勝6敗〈5〉久留米大4勝6敗〈6〉九州大4勝6敗（4、5位は得失点差、5、6位は前季順位により決定）

　【主な表彰選手】▽最優秀選手賞　朝吹拓海（福岡大）▽優秀選手賞　工藤海翔（西南大）▽敢闘賞　栗下雅暉（九国大）、石橋昂樹（北九大）、松田弦樹（久留米大）、藤原大徳（九州大）▽首位打者　栗下雅暉＝4割6分9厘▽本塁打王　工藤海翔、栗山雅也（西南大）＝4本▽打点王　石橋昂樹＝16▽最優秀防御率　津田悠平（西南大）＝1・52