松山競輪場に現れた“マナティ”、どんな走りで魅せるのか 地元G3での決勝に緊張も!?
松山競輪場で8月8日から開幕している「道後温泉杯争覇戦(G3)」。バンクに元気いっぱいの“マナティ”が現れた。
魅力的な笑顔の“マナティ”
愛媛県松山市にある松山競輪場。松山バンクは風の影響を受けやすいことで知られ、近くには伊予灘に注ぐ一級河川の重信川がある。マナティとは、体長が3メートル以上になる水生哺乳類で、ジュゴンの仲間であり、温厚な性格で知られる。 しかし、ここでの“マナティ”とは地元松山の、真鍋智寛選手(25歳・愛媛=121期)、のことだ。11日の最終日には、松山競輪場で地元でG3初制覇に挑む。 真鍋選手が“マナティ”と呼ばれるようになったのは養成所時代からで、「マナべ」からのもじりだ。その優しい笑顔も“マナティ”を連想させる。東京スポーツの前田記者は今節の「道後温泉杯争覇戦」を評して、真鍋選手についてこう書いている。「“マナティ”と呼ばれる愛くるしい表情で、笑顔を振りまいてほしい」(※1)。
新山響平も撃破
選手としての実力は計り知れないものがある。7月4日、現役S級S班の新山響平選手が参戦し、大きな話題を呼んだPIST6の最終日では、新山選手を撃破して優勝。アオケイ・八角記者が伝えるところによれば、「まさか勝てるとは…。(頬をつねって)本当でした(笑)」(※2)と爽やかなコメントを残している。 大きな実力を秘めつつも、どこか初々しい魅力の“マナティ”。アオケイの梅田記者による決勝前の取材では、「地元G3で決勝はもちろん初めて。嬉しいです。(中略)2日目は緊張しすぎてレース直前に鼻血が出ちゃった。緊張しすぎないように(笑)」(※3)と語り、その緊張が伝わってくる。 11日に最終日を迎える「道後温泉杯争覇戦」。地元G3決勝で“マナティ”の走りに注目だ。 (netkeirin編集部・木村邦彦)
【出典】
※1 前田睦生記者コラム【道後温泉杯争覇戦】新田祐大が目指す完全Vと阻止を図るマナティ」] netkeirin2024/08/07 ※2 アオケイ・八角記者 【PIST6】新山響平、撃破! 真鍋智寛「信じられない」、新山「すみません!」netkeirin2024/07/04 ※3 アオケイ・梅田記者 【道後温泉杯争覇戦】吉田智哉「僕自身の感じはいい」真鍋智寛「緊張し過ぎないように netkeirin2024/08/10