天皇誕生日 能登への思いや愛子さまの成長を語る 雅子さまへ「この先の人生も…」
「今回の地震に見舞われた能登地域は、雅子も私も、それぞれ学生時代に訪れて、思い出深く思ってきた地域であるとともに、昨年10月に二人で揃(そろ)って金沢市を訪問し、県民の皆さんに温かく迎えていただいたことが特に心に残っており、その石川県において、多くの方が犠牲となられ、今なお安否が不明の方がいらっしゃることや、避難を余儀なくされている方が多いことに深く心を痛めております」
誕生日に合わせて公開された映像でも、両陛下が相談して選ばれたという能登半島の伝統工芸品、輪島塗と珠洲焼が置かれていました。 両陛下は、3月下旬に石川県の能登半島地震の被災地を訪問される方向で、調整が進められているということです。 ◇ そして3月に大学を卒業される長女・愛子さまへの思いについても話されました。 「愛子には、これからも色々な方から沢山のことを学び、 様々な経験を積み重ねながら視野を広げ、自らの考えを深めていってほしいと願っています。皇室の一員として一つ一つの務めを、大切に果たしていってもらいたいと思います」 愛子さまの日本赤十字社への就職内定については… 「少しでも社会に貢献したいという気持ちを強く持つようになったと思われ、私たち家族ともよく話し合い、日赤で勤めることを希望いたしましたところ、日赤側にも快諾していただいたことは、とてもありがたいことでした」 会見では、結婚から30年を迎えた皇后さまへの思いも語られました。
「雅子は、娘の愛子の成長を見守りつつ、私の日々の活動を支えてくれる大切な存在であるとともに、公私にわたり良き相談相手になってくれています。この先の人生も引き続きよろしく、と伝えたいと思います」