天皇誕生日 能登への思いや愛子さまの成長を語る 雅子さまへ「この先の人生も…」
日テレNEWS NNN
天皇陛下は23日、64歳の誕生日を迎えられました。地震で甚大な被害を受けた能登への思いや、今年、大学を卒業される愛子さまの成長についても語られました。 ◇ 23日午前、コロナ禍以降では初めて、4年ぶりに事前の抽選がない形で一般参賀が行われました。冷たい雨が降る中、早朝から大勢の人が集まり、午前9時半の開門には5939人が列をつくりました。 この日のお出ましは午前中に合わせて3回で、1回目は午前10時20分ごろ。天皇皇后両陛下とともに長女の愛子さまも、宮殿のベランダに姿を見せられました。
64歳の誕生日を迎えた天皇陛下が、お言葉を述べられました。 「冷たい雨が降る厳しい寒さの中、誕生日にこのように来ていただき、皆さんから祝っていただくことを誠にありがたく思います。皆さん一人一人にとって穏やかな春となるよう祈っております。皆さんの健康と幸せを祈ります」
愛子さまは両陛下の隣に並び、手を振られていました。 一般参賀に訪れた人は… 新潟から訪れた人 「姿が見られて元気をもらえたというか、また頑張ろうって」 千葉から訪れた人 「今年の正月の一般参賀がなかったということで、誕生日に行こうと」 ◇ 一般参賀には、両陛下と交流のある車椅子の女の子の姿もありました。
小林咲貴さん、12歳。生まれて間もなく脳性まひとわかり、2歳の時から愛知県にある心身に障害がある人たちの病院に通い始め、何度も頭や両足の手術を受けてきました。 両陛下は即位した2019年に、この病院を視察されました。当時この病院に入院していた小学2年生の咲貴さんにも声をかけられています。 この日、初めて一般参賀に参加した咲貴さん。終了後に話を聞きました。
小林咲貴さん(12) 「雅子さまと(目が)合ったような気がする。それで(目が)合ってから、ちょっとほほえんでいたような気がした。(愛子さまは)服装がよかった。きれいだった。来てよかった」 ◇ 誕生日に合わせて行われた記者会見で陛下が語られたのは、能登半島地震の被災地への思いでした。