全国大会に登録していない生徒を出場させて失格に…不正行為で新潟県中越地方の40代高校教諭を懲戒処分 新型コロナウイルス禍と同様と思い込み
新潟県教育委員会は11月26日、顧問を務める運動部の部活動の全国大会に、登録していない生徒を出場させ、失格させたとして、中越地方の高校の40代男性教諭を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分としたと発表した。 県教委によると、男性教諭は新型コロナウイルス禍の際に未登録の生徒が大会に柔軟に出場できたことから、2024年8月の全国大会でも同様に出場できると思い込んでいた。 競技前日に大会本部とのやりとりで認識の誤りに気付いたが、生徒本人に伝えず、競技当日に未登録の生徒が出場。外部からの指摘で不正が発覚し、学校は失格となった。 男性教諭は大会後、不正行為について管理職に報告すべきところをしていなかった。競技団体から校長に報告があり、学校側が把握した。 県教委は競技名や、個人競技か団体競技かなどは明らかにしていない。