大人気ゴルフYouTuberのてらゆーが教える「ラウンド直前のOK・NG練習」アプローチ、パッティング…練習迷子にオススメのスコアアップに繋がるドリルとは
SWとPWで同じところに落とし転がりをチェックする
アマチュアゴルファーで寄せワン圏内に付けられない人が多いのは、芝からのアプローチ練習をする機会が少ないから。練習をする機会がある時は、たっぷりやっておきましょう。 そのやり方ですが、私の場合はボールから5歩のところにボールマーカーを刺して、まずSWでそこにボールを落とす練習を繰り返します。そしてこの時、ボールが落ちてからどれくらい転がるかを確認します。 何球か打ったら、今度はクラブをPW(もしくは9番アイアン)に持ち替えて、同じ目標を狙ってショットをします。 当然、SWとPWとでは転がる距離が異なるので、今度はその転がりをチェック。この練習をやっておくことで、コースでも距離感をつかみやすくなります。 POINT:ボールの落とし場所をマークして練習する ●ボールを打つと決めた場所から5歩のところにボールマーカーを刺す。ボールマーカーは埋め込み式を使用。このマーカーが練習の際のターゲットになる ●ボールマーカーにファーストバウンドをさせるつもりで構える。ここではピンやカップ、ラインなどは関係なし。マーカーの場所だけを確認 POINT:マークに落とすことだけを意識する ●まずは58度のSWで狙う。この時、5歩の距離を打つ時の振り幅などをしっかり覚えておこう ●ランニングアプローチができるPWか9番アイアンでも同じところを狙ってショット。振り幅を記憶する ●狙ったところに落とし、SW、PWでそれぞれどれくらい転がったかをチェック。この練習をやっておけば、本番でも距離感をイメージしやすくなる
パッティンググリーンで5歩と10歩の距離感をつかむ
ほとんどの人がラウンド前のパッティング練習を熱心にやっているようですが、適当にボールを置いて、「入った」「入らなかった」とやるのはあまり意味がありません。 ラウンド前には、打ち方云々ではなく、コースによって異なるグリーンの速さを知ることが大事です。 まずパッティンググリーンに来たら、できるだけ平らなところを探して、5歩の距離を設定。そのグリーンの場合、5歩の距離をどれくらいの振り幅で打てばいいかを確認します。 5歩が終わったら、同じやり方で10歩を確認しましょう。5歩と10歩の距離感が分かれば、本番でも距離感を合わせやすくなるはず。パッティングの成否は、朝の練習に掛かっていると言っても過言ではないのです。 1:平らな場所を探す パッティンググリーンでは、まず平らな場所を見つける。人が混み合わない端を選んだ方がゆっくりと練習できる 2:狙う場所にマークする 平らなラインが見つかったら、そのライン上にマークする。そのマークしたところがパッティング練習のターゲットになる 3:5歩の距離を確認 マークしたところから5歩の地点にボールをセット。ボールを置いたら、もう一度5歩先のマークを確認する 4:スマホを置き真っ直ぐを確認 グリーンの速さをつかむ練習なので、ボールの横にスマホを置き、真っ直ぐ打ち出せるようにしておく 5:足幅と振り幅を確認 肩幅に開いた足幅を基準に、どれくらいの振り幅にするかを設定。ストロークは必ず左右対称で行う 6:3球打つ 振り幅を決めたら3球打ち、距離感を調整。マークのところにピッタリと止め、5歩の距離感を自分のものにしておく 文/てらゆー サムネイル/Shutterstock
---------- てらゆー(てらゆー) ゴルフ歴20年。レッスン歴8年、ベストスコア66、ドライバー飛距離300ヤード。ジュニア時代からゴルフを始め、学生の全国大会、国体、プロの試合にも出場経験を持つ。「一人でも多くのゴルファーに気づきと感動を与えたい」「YouTubeを通してゴルフの上達を実現したい」との想いから、2020年4月にYouTubeチャンネル『Tera-You-Golf』を開設。チャンネル登録数は76万人を超える(2024年1月現在)。 ----------
てらゆー