前田健太、ロングリリーフで好調をアピール
デトロイトのベテラン右腕が、ブルペンで好調を維持している。タイガースの前田健太は現地8月15日(日本時間16日)、本拠地コメリカパークでのマリナーズ戦に2回からロングリリーフとして登板。
5回2/3を投げ、1安打無失点、5奪三振1四球と好投し、チームによる2-1の勝利に貢献した。右腕に勝敗はつかなかったが、これでチームは連勝を4に伸ばして借金は4となった。
現地局『CBSスポーツ』は試合後、電子版に「タイガースのケンタ・マエダはロングリリーフで被安打1」と題した記事を掲載し、その冒頭でこの日の前田の投球内容について触れた上で、「マエダはロングリリーフの役目を務め始めてから、明らかに改善を見せており、直近4登板では、19イニングを投げ防御率2.84をマークしている」と最近の好調ぶりを伝えた。
続けて記事では、「シーズン全体でみると、今季ベテラン右腕は90回1/3を投げ、2勝5敗、防御率6.18、WHIP 1.39、K:BB(奪三振:与四球)を71:25としている」とした上で、「現時点でマエダは来週の敵地でのカブス戦で登板予定となっているが、ここ最近の成功から、オープナーに続いての登板になるものと思われる」と、次回登板予定について伝えている。
一方、『Fox』のデトロイトローカル局は、同日付で電子版に掲載した試合のレポート記事の中で、「マエダは体調万全な先発投手が2人しかいないタイガースのピッチングスタッフにあって、ロングリリーフで5回2/3を投げて無失点に抑えた。与四球は1、与死球は2だった」とこの日のパフォーマンスを簡単に振り返った。
その上で、A.J.ヒンチ監督による「初回のアレックスは制球に苦しんだが、ケンタが直ぐに立て直し、アタックした。2度あった初球の死球を除くと、彼はかなり良い時を過ごしていた」とのコメントを引用。
続けて、「マエダはオールスターブレークで先発ローテーションの座を失って以降、6度の救援登板で防御率3.28をマークしている」と、ブルペン転向後に安定したパフォーマンスについて触れている。
J SPORTS 編集部