東京メトロ東西線（photoAC）

首都圏の地下鉄で「借りて住みたい街」が多い人気の沿線はどこなのでしょうか。株式会社LIFULL（東京都千代田区）が運営する不動産・住宅情報サービス『LIFULL HOME'S』がこのほど発表した「賃貸物件の問合せが多い鉄道路線ランキング（首都圏・地下鉄編）」によると、「東京メトロ東西線」が1位となりました。また、同路線の借りて住みたい街1位は「葛西駅」（平均家賃：9万6558円）でした。 【2位以降は？】「東京メトロ東西線」の借りて住みたい街 調査は、2023年1月～12月の期間に、同サービスに掲載された首都圏（東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県）の賃貸物件のうち、実際の問合せ数から選ばれた「借りて住みたい街ランキング」（TOP200内）の駅を路線別に集計しランキング化したといいます。なお、平均家賃は問合せのあった賃貸物件（1LDK）の中央値を40平米あたりに換算しています。 首都圏・地下鉄における「賃貸物件の問合せが多い鉄道路線ランキング」をまとめたところ、「東京メトロ東西線（中野～西船橋）」が1位となりました。同路線は、同社が発表した「借りて住みたい街ランキング首都圏版」でTOP200内に12駅がランクイン。東京都中野区の「中野」から千葉県船橋市の「西船橋」までを結び、「大手町」「日本橋」など都心へのアクセスから多くの通勤や通学客に利用されています。 次いで、2位「都営大江戸線（新宿西口～光が丘）」（TOP200内ランクイン数：11駅）、3位「東京メトロ丸ノ内線（池袋駅～荻窪／方南町）」（同8駅）、4位「東京メトロ日比谷線（北千住～中目黒）」（同7駅）、同率5位「都営浅草線（西馬込～押上）」「東京メトロ半蔵門線（渋谷～押上）」「東京メトロ副都心線（和光市～渋谷）」（いずれも同6駅）が続きました。 また、賃貸物件の問合せが多い首都圏・地下鉄1位となった「東京メトロ東西線」について、問合せが多い人気の駅をまとめたところ、1位になったのは「葛西」（平均家賃：9万6558円）でした。この駅は同社が発表した「借りて住みたい街ランキング首都圏版」でも2位となっています。 同駅は、オフィス街の「大手町」まで最短16分という好立地にありながら平均家賃は10万円を切っています。新左近川親水公園や葛西臨海公園などの大きな公園を有し、保育園も多く、ファミリー層にも住みやすい街といいます。 続く2位の「浦安」（借りて住みたい街ランキング首都圏版17位／同10万1670円）は、快速の停車駅で都心まで20分強というアクセスの良さが利点。 3位の「中野」（同23位／同13万4831円）は、東京メトロ東西線のほか、JR中央線快速やJR総武線が利用できるほか、東西線とJR総武線の始発着駅でもあり、さらに終電も遅くまであるため電車移動の利便性は抜群です。 また、東西線の始発着駅で、JR武蔵野線やJR京葉線、東葉高速鉄道と5路線が利用できる千葉県北西部のターミナル駅のため東京方面、埼玉方面にもアクセスがしやすい「西船橋」（同50位／同9万3262円）が4位に、「大手町」まで最短5分でアクセスでき、都営大江戸線が利用できるため「六本木」まで約17分の「門前仲町」（同66位／13万8889円）が5位にランクインしていました。