18歳で当選 ニュージーランドの議員をトラウデン直美さんが取材「未来受け継ぐ若者として声を」若い世代の政治参加どう増やす?【news23】
それでも、「どうせ立候補者が通らない」となるのであれば、世代ごとに選ぶという制度を作るべきです。 「経験がないから若者にはできない」ではなく、「経験のない人たちの意見を聞いてみる」と、経験のある大人たちが堂々と言う国になってほしいと思います。 トラウデン直美さん: ソフィーさんは現在23歳ですが、「当選した18歳の頃とは感覚が違うので、より若い人が出てきて、より若い人たちの共感を生んでいくことは必要だろう」と話していました。 小川キャスター: 2006年に年齢を引き下げたイギリスでも、他の世代と比べて若い世代の投票率が上がったということで、実際に影響も出ているということです。 真山さん: もっとみんな行動して、政府もそれに答えてほしいです。 ■「セクハラ」「パワハラ」おそれ若者と距離…“対立”ではなく“対話”を トラウデン直美さん: ソフィーさんは、「世代で区切るわけではなく、対話によって色々なことをクリアしていきたい」と強く願っていました。 世代が上の人や、意見が違う人とも、「どうしてそう考えるのか」ということを理解するために対話を大切にしているそうです。 その上で、「私たちが住んでいる素晴らしい場所をより良いものにするために、どう協力できるかを考える必要があって、敵ではない」と話していたのが印象的でした。 「政治はワクワクするものであるべきだ」とも話していました。未来によりポジティブなビジョンを持つためにも、ワクワクするというイメージを多くの人に持ってほしいということです。 真山さん: すぐに「世代間ギャップ」と言われますが、実は若い人と上の世代の人はコミュニケーションをとったことがないのかもしれません。 20代から「これはどうしたらいいのか」とよく質問されるので、「積極的だね」というと、「誰も教えてくれない」ということでした。発言を一歩でも間違えると、「セクハラ」「パワハラ」と言われるので、大人は若い人に近づかなくなったように思います。