RIZIN女王・伊澤 パリ五輪柔道金・角田夏実は大学の先輩「勝ったら一緒に祝勝会しようと」
「RIZIN.48」(9月29日、さいたまスーパーアリーナ)の記者会見が21日、都内で開かれ、パリ五輪での日本代表の活躍から受けた刺激を、アスリート出身の選手たちが明かした。 浅倉カンナ(パラエストラ松戸)の引退試合で相手を務める伊澤星花(ロイズ)は、柔道女子48キロ級金メダルの角田夏実の、東京学芸大の後輩。親交がある角田の金に「夏美先輩は本当に大学の時からずっとお世話になっていて、苦しい時も知っていたので、苦しい中でも頑張って結果が出た人だと思うので、自分も苦しい時でも頑張ろうという気持ちになりました」と大いに感化されたという。 角田とは「勝ったら一緒に祝勝会しようっていう話」をしているといい、「カンナちゃんの引退試合なんで、カンナちゃんの試合の中で最高の試合をして、自分がしっかりと極めて勝ちたい」と意気込んだ。 一方の浅倉は「自分の集大成として、全ての力をチャンピオンにぶつけたい。全然、記念試合と思っていない。後悔のない試合をしたい」と、ラストマッチに向けての心境を語った。 2016年リオ五輪グレコローマンスタイル59キロ級銀メダリストの太田忍(ザ・ブラックベルト・ジャパン)は、追加対戦カードとして、22年に敗れた元谷友貴(アメリカン・トップチーム)と再戦することがこの日、発表された。 太田はリベンジマッチを受けた元谷に感謝。「リベンジマッチは簡単にできるものじゃないと思って」いたというが、「ここまでたどりいたので自信もありますし、元谷選手をクリアすることで、公言してきた年内のタイトルマッチが現実的になると思うので、しっかりフィニッシュして、タイトルマッチにつなげたい」と、早々に元谷戦の先を見据えた。 出身競技のレスリング日本代表はパリ五輪で金メダル8個、銀メダル1個、銅メダル2個を獲得。太田は「いいですね、やっと明るい話題が来ましたね」と質問を振られたことを喜び、「レスリング大国の復活じゃないですけど、日本レスリング界の未来は明るいなと改めて思いました。最高でした」と後輩たちを称賛。「ありがたく勢いづけていただいたと思って、僕も後輩たちに負けないようにしっかり戦っていきたい」と、続くことを誓っていた。 この日は追加対戦カードとして、元谷-太田の他に、牛久絢太郎(アメリカントップチーム/K-クラン)-佐藤将光(坂口道場一族/ファイトベース都立大)、金太郎(アメリカントップチーム)-秋元強真(ジャパントップチーム)、新井丈(和術慧舟會ハーツ)-エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ)、矢地祐介(フリー)-宇佐美正パトリック(バトル-ボックス)、カルシャガ・ダウトベック(カザフスタン)-木下カラテ(和術慧舟會ハーツ)も発表された。