スマホで“瞳の健康”チェック! AI搭載「スマイル角膜チェッカー」を体験してみた | ライオンのAI活用
※2020年5月8日~11日、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、大阪府、兵庫県在住の20~60代の男女計300名(パソコンを使ってテレワークを実施している人:150人、テレワークをしていない有職者もしくは主婦、学生:150人)
開発にあたっては、東京電機大学 長谷川誠教授(工学部情報通信工学科 画像処理研究室)と協業した。同研究室が持つAI画像解析技術のノウハウと、ライオンが以前から取り組んできた角膜研究の成果を活用し、数年がかりでリリースにこぎつけたという。 ┌────────── 同コンテンツは、AIに数千枚の目の画像を学習させて角膜スコアを判別できるようにしています。数千枚の目の状態を複数カテゴリーに分け、利用者の目の状態がどこに当てはまるかを判断しているのですが、10秒で高い精度のスコアを出すことは非常に苦労しました(朝比奈氏) └──────────
「スマイル角膜チェッカー」を体験してみた
実際に、筆者がスマイル角膜チェッカーを体験してみることに。ソフトコンタクトレンズを装着した状態で顔を撮影すると、10秒足らずでスコアが表示された。さらに、現在の角膜や涙の状態に応じたアドバイスや注意も閲覧できる。
ちなみに、角膜や涙の状態は、目の疲れ具合や目薬等でケアする前後で変わってくるという。後日、再びチェックしてみると角膜スコアが「平均より低め」となり、トータルスコアは「星3つ」だった。 瞳のケアを習慣化するには、数日に1回ほどのペースで同じぐらいの時間にチェックして、瞳の健康状態を把握するのが推奨される。アドバイスに沿って目を休ませたり、角膜ダメージを修復する目薬を使用したりするなどして瞳をケアするのが効果的だ。
文書作成や知識伝承にも「AI」を積極活用
ライオンでは、スマイル角膜チェッカーの開発と同時期の2019年から、AIの積極活用が始まったという。2023年5月には、日本マイクロソフトが提供する最新デジタル技術 Azure OpenAI Service を活用して自社開発した対話型生成AI「LION AI Chat」を国内従業員約5000人に向けて導入している。