【光る君へ】夫がいながら道長の子を妊娠してしまう“ドロドロ展開” お腹の子はどうなるのか? やがて産まれた娘は、道長の息子と恋仲に!?
NHK大河ドラマ『光る君へ』第27話では、まひろ/紫式部(吉高由里子)が石山寺で藤原道長(柄本佑)と出会う。二人は一夜をともにし、やがて、まひろの懐妊が発覚。夫・藤原宣孝(佐々木蔵之介)は喜び、「そなたの産む子は誰の子でもわしの子だ」と受け入れる。宣孝の懐の広さが話題となった今回だが、史実で産まれるのはどんな子どもだったのだろうか? ■紫式部の娘が、道長・明子の息子と恋仲に!? およそ20歳の年の差がありながら夫婦となった紫式部と藤原宣孝。結婚の翌年に娘・賢子(大弐三位)が産まれることとなるが、彼女はどんな子どもになったのだろうか? 結論からいえば、大弐三位は、恋多き女性に育った。彼女は藤原道兼の子・兼隆の妻となったが、ほかにも藤原公任の長男・定頼、公卿・源朝任、太政大臣藤原為光の四男・公信、さらに道長の次男・頼宗などとも関係を結んでいたというから驚く。 中でも注目すべきが頼宗。前述したように、道長と妻・明子との間に生まれた息子である。大弐三位は紫式部の娘だから、道長と紫式部は、子ども同士が関係を結んでいたことになるのだ。 道長と紫式部が史実として恋愛関係にあったかどうかは明確には言いきれないが、互いに気になる存在であったことだけは間違いないだろう。仮に二人が本当に恋愛関係にあったとすれば、親子二代にわたっての恋物語が出来上がっていたとことになるから機縁というべきか。 大河ドラマ『光る君へ』では大弐三位は道長との不倫の末にできた娘ということになるから、もし大弐三位と頼宗の関係も描かれることになれば、さらなる“ドロドロ展開”も期待される。 なお、この頼宗、大弐三位の他にも、道長のライバルであった伊周の娘とも婚姻関係を結んでいる。今にもつかみ合いの喧嘩にもなりかねないほど激しく対立していた道長と伊周であるが、子の代になってから仲直りしたようだ。
藤井勝彦