来夏セリエA昇格のコモが、指揮官セスクの元同僚サンチェスにオファーか!?
ここぞというときに活躍する貴重な選手
来シーズン、セリエAに昇格するコモがインテルのFWアレクシス・サンチェスに加入要請を出したと『Football Italia』が報じた。 コモは今シーズン、21年ぶりの1部昇格を決めたが、そのチームを率いたのがセスク・ファブレガスだ。彼は2023年7月に選手を引退したばかりであるが、今シーズンをコモU-19の監督として第二のキャリアをスタートさせると、同年11月には早くもトップチームの指揮官に就任した。指揮官と言ってもセスク氏は、現時点でUEFAの監督ライセンス未取得であるため、アシスタントコーチという役職につき、実質監督としてチームを率いているのだ。そして彼の就任時、コモはセリエBで6位だったが、最終的には2位まで押し上げ、昇格を成功させるというミラクルを見せつけた。 そのセスクと今回コモがオファーを出したとされるサンチェスは、2011年~14年までバルセロナに所属した元同僚である。当然このチリ人フォワードのことをよく知るセスクの希望があってのことだろう。近年のサンチェスと言えば、一昨年のスーペルコッパ・イタリアーナでのユヴェントス戦で、延長戦終了間際に決勝ゴールをマークしてインテルを優勝に導き、昨シーズンはマルセイユに所属し14ゴールを奪う活躍を見せるなど、30代半ばに来てもなお勝負強さが衰えていない。今シーズンはインテルに復帰し、超一流のFW陣が集まる中において控えでいながらも、戦力として十分に力を発揮しインテルの勝利に貢献していた。 サンチェスはインテルとの契約が6月30日までとなっており、その後はフリーエージェントとなる。コモとしては来シーズンを一段レベルアップしたセリエAで戦うためにも、移籍金なしでこれだけの実力者が得られるなら、獲得しない手はないだろう。今後もこの両者の動向に注目したい。