グランフロント大阪の中谷芙二子による霧の彫刻が展示を再開
グランフロント大阪の梅北広場中央に設置されている、中谷芙二子の《霧の彫刻・SEA FOG》の演出が再開した。 中谷芙二子は1933年北海道札幌市生まれ。57年、アメリカ・イリノイ州のノースウェスタン大学美術科を卒業後、パリ、マドリードで絵画を学ぶ。60年に帰国し、62年に東京画廊で日本初個展を開催。66年、芸術と技術の協働を推進する実験グループ「E. A. T.」に参加し、その活動の一環として大阪万博ペプシ館(1970)にて、人工の霧を大量に発生させる「霧の彫刻」を初めて発表。以来、「霧の彫刻家」として国内外で活躍している。 うめきた広場中央部分に設置されている《霧の彫刻・SEA FOG》は、微粒子ノズルから人工の霧が発生し、広場空間を包み込む作品。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2020年より作品の演出を停止しており、今回の再開は5年ぶりとなる。 本作品の演出はイベント実施時や高湿度、強風時等を除き、原則1日4回、約2分間を予定している。