【MLB】カブス、マリナーズ、ブルージェイズなどがモンカダに興味を示す キューバ出身の三塁手 米報道
日本時間1月6日、野球リポーターのフランシス・ロメロ氏が報じたところによると、カブス、マリナーズ、ブルージェイズを含む複数の球団がヨアン・モンカダに興味を示しているようだ。モンカダは2019年にキャリアハイの成績を残し、5年7000万ドルでホワイトソックスと契約延長。しかし、その後の5年間は期待に応える活躍を見せることができず、昨季終了後に2025年シーズンの契約オプションを破棄されて現在はFAとなっている。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 現在29歳のモンカダはキューバ出身の内野手。2015年にレッドソックスと契約したときから将来のスーパースター候補として大きな注目を集め、2016年12月にクリス・セールの交換要員としてマイケル・コペックらとともにホワイトソックスへ移籍した。 移籍2年目の2018年にレギュラー定着を果たし、翌2019年には打率.315、25本塁打、79打点、10盗塁、OPS.915という自己最高の成績をマーク。しかし、新型コロナウイルス感染の後遺症に悩まされて2020年に大きく成績を落とすと、2021年こそ及第点の数字を残したものの、直近3シーズンは満足のいくプレーを見せることができなかった。とはいえ、まだ29歳と比較的若く、復活と再ブレイクに期待する球団は少なくないとみられる。 カブスは正三塁手イサーク・パレイデスをカイル・タッカーとのトレードでアストロズへ放出しており、有望株マット・ショウへの「つなぎ役」となる三塁手の補強を検討しているとみられる。大型契約が必要でないモンカダはそうしたチーム状況にフィットする存在と言えるだろう。 マリナーズは内野のアップグレードを目指しているが、補強資金がほとんどない状況。キム・ヘソンの獲得にも乗り出していたようだが、大物獲得が難しい以上、こうした「安価なギャンブル」を仕掛けるしかない。オールスター級のポテンシャルを秘めるモンカダはうってつけの存在と言えるかもしれない。 ブルージェイズは一塁ブラディミール・ゲレーロJr.、二塁アンドレス・ヒメネス、遊撃ボー・ビシェットとともに内野を形成する正三塁手が不在の状況。現時点ではアーニー・クレメントやアディソン・バージャーが候補だが、モンカダを獲得できれば戦力アップになるだろう。 なお、FAの三塁手市場にはまだアレックス・ブレグマンという大物が残っている。ロメロ氏は「三塁手市場はブレグマンの動向を待っている状況だ」と伝えている。