青森県豪雪で死傷者100人超え 8階からの落雪が通行人に・児童館も全壊・通学路除雪進まず…市の窓口には苦情要望1万3,000件
RAB青森放送
★青森放送 葛西将央記者 「8階の高さにある看板の上から落ちた雪が歩行者の頭にぶつかったということです」 今月5日、青森市役所駅前庁舎があるアウガ前で、高さおよそ39メートルの8階から落ちた雪が通行していた人の頭に直撃していました。 被害にあった人は頭や首などに痛みを訴えて救急車で運ばれました。 幸いにも命に別条はありませんでした。 被害はきょうの青森市豪雪災害対策本部で報告されました。 新たに浪岡中央児童館が雪の重みで全壊したことが確認されていました。 子どもたちにも開放されている遊戯室の天井が崩れ落ちました。 また中央市民センターでは駐輪場が半壊する被害がありました。 いずれもけが人はいませんでした。 住宅を含めた建物被害は40件となりました。 来週15日には冬休みが明け、学校が始まります。 通学路の除雪はきのう時点で各学校から要望があった323か所のうち、126か所が完了していないということです。 ★青森市 西秀記市長 「やはりなんと言っても除排雪特に生活道路の除排雪がなかなか完了できない状態がありますので、とにかく急いで道路状況を改善していきたいと思っております」 市役所の相談窓口に寄せられた除排雪などに関する苦情や相談はきのうまでに市内全域で1万3,000件に上っています。 一方、県のまとめではきょう午前9時現在豪雪災害による人的被害は102人に上りました。 このうち亡くなったのは7人、けがをした人は95人となっています。