会見に出席したメルセデス・モネ（右）と白川未奈

　新日本プロレス5日の東京ドーム大会でダブル王座戦に臨むSTRONG女子王者のメルセデス・モネ（32＝AEW）とRPW統一ブリティッシュ女子王者の白川未奈（スターダム）が、決戦へ向け火花を散らした。 　大舞台で世界的大物との大一番に臨む白川は「去年はチャレンジの年でした。スターダムのリーグ戦を欠場して何度も渡米して、どこにつながっているのか分からないような道をかきわけて進んでいった。そうしたら東京ドームにたどり着くことができました」と感慨深げな表情。「彼女は私のことを日本で最初にできた友達と言ってくれてます。私がひよっこレスラーの時から優しくしてくれて大切にしてくれました。だから感謝と尊敬がすごくある。でもその感情はすべて家に置いて東京ドームに向かいます。なぜなら私はナンバーワンのワールドワイドレスラーになりたいから。2025年、先頭に立って世界を動かすのはメルセデス・モネじゃなくてミナ・シラカワであることを日本の皆さんの前で証明します」と豪語した。 　さらには英語で「あなたは『おカネが全てを変える』と言ったけど、未奈のことは変えられない。全てを変えられるのはハート、心だけ。東京ドームがあなたのマネートレインの終着駅になって、そこから未奈ジェットが飛び立つ。さようならCEO」と宣言。モネの信念に真っ向から対立した。 　一方のモネも「未奈のことはとてもリスペクトしている。あなたが感情を込めて、躍動感をもってプロレスしている姿に感激している。2018年に初めて日本に来た時に初めてできた友達があなただった」と白川との友情を感じながらも、勝負に徹する覚悟を表明。「1月5日には、私の13歳の時から抱いていた『東京ドームで試合する』という大きな夢がかなう。2025年、私はまだまだ欲しいものがある。欲しいものは追わないといけない。『すべておカネで変えられる』と私は言って、あなたはそれを否定するけど、私の前にはいま2つのタイトルがある。1月5日にはあなたのベルトを奪い、トリプル王者になるのよ」と、保持するTBS王座もあわせた〝3冠女王〟となることを予告していた。