松井裕樹（MLB Advanced Media）

　日本時間10月6日、今日から地区シリーズが両リーグで一斉にスタートする。その第1戦を前に各球団は26人のロスターを発表。ドジャースと地区シリーズで対戦するナ・リーグの第4シード・パドレスもメンバーを発表し、先発予定のダルビッシュ有と松井裕樹がロスター入りを果たした。

　ワイルドカードシリーズと異なるポイントは、マーティン・ペレスとアレック・ジェイコブが加わったこと。先発左腕のペレスは、ワイルドカードシリーズ第2戦で負傷降板したジョー・マスグローブの代役の意味合いもあるだろう。ペレスは第4戦のブルペンデーに組み込まれることが予想されている。 　ジェイコブはメジャー通算10登板に過ぎないが、ブルペンの秘密兵器となるかもしれない。平均球速は140キロを切る遅球を独特のサイドスローのアングルから投じ、9イニングあたりの奪三振は11.66個と三振を量産する。 　また、松井はワイルドカードシリーズに続いてロスター入り。第4戦がブルペンデーとなりそうなこともあって、登板のチャンスは広がっている。これらの変更に伴い、内野手ニック・アーメドがロスター落ち。プレーオフ出場経験がない選手の中で、通算959試合出場は現役最多。メジャー11年目のベテランは今季もチャンスに恵まれなかった。 　ロスター26名は以下の通り。 ◆投手13人 ディラン・シース ダルビッシュ有 マイケル・キング マーティン・ペレス ロベルト・スアレス タナー・スコット ジェレマイア・エストラーダ ジェイソン・アダム エイドリアン・モレホン ブライアン・ホーイング 松井裕樹 アレック・ジェイコブ ワンディ・ペラルタ ◆野手13人 カイル・ヒガシオカ イライアス・ディアス ドノバン・ソラーノ ジェイク・クロネンワース マニー・マチャド ザンダー・ボガーツ ルイス・アライズ ジュリクソン・プロファー ジャクソン・メリル フェルナンド・タティスJr. デイビッド・ペラルタ ブランドン・ロックリッジ タイラー・ウェイド