「純烈」岩永洋昭、卒業のワケをベテラン芸能記者が解説!
4人組の男性コーラスグループ「純烈」の岩永洋昭さんが、来年3月をもってグループを卒業することを発表しました。岩永さんは、2022年に卒業した小田井涼平さんと入れ替わる形で純烈に加入しましたが、2年3か月での卒業となりました。7月5日放送『CBCラジオ #プラス!』では、芸能記者の中西正男さんが「純烈」というグループの特徴や、卒業の理由などについて解説しました。
長年の苦労が実を結びブレイク
純烈はもともと戦隊ヒーロー作品に出演した俳優さんを中心として、2007年にグループを結成。各地のスーパー銭湯にイベントで回ってお客さんとの触れ合いを大切にし、地道な活動を続けられ、人気を獲得。 その苦労が実を結び、2018年にはNHK紅白歌合戦へ出場するまでになりました。 中西「地道な積み重ねをして、今の地位を得た象徴みたいなグループやと思います」 またこの『#プラス!』で水曜・木曜を担当している永岡歩アナウンサーとも繋がりがあります。 一昨年脱退した小田井涼平さんに代わる新メンバー募集の際、永岡アナは面接で不合格となったものの、「味噌純烈」として公式に認定されました。今でも永岡アナは純烈の公演にたびたび出演しています。
卒業の理由
順風満帆なように見える純烈ですが、今回、岩永さんはなぜ卒業を決意されたのでしょうか?中西さんはその理由をさまざまな人に取材したそうです。 中西「娘さんが7歳で、ご家族を大切にされていることは間違いない。その中で純烈としての活動で、家族との時間がなかなか取れないことを深く考えた時に、こういう決断になった」 芸能の仕事をする以上は仕方がない、それぐらい忙しくなるのは加入前からわかっていたことではないかという意見もありますが、中西さんは「純烈の存在理由が岩永さんの卒業の大きなポイント」と指摘しました。 いったいどういうことでしょうか?
純烈は変えられない
中西「これから話すことは、全部良い意味で言うんですけど…1回でも純烈の公演を観に行ったら、『ここまでお客さんと触れ合うんや、ここまでやるんや』と、徹底してお客さんを楽しませることをやらはるんですね。 メンバーのみなさんがメドレーを歌いながら客席に降りていって、大きなホールでも1人1人と握手して回らはりますし、とにかくファンと触れ合って触れ合って信頼を作っているのが純烈というグループなので。 ということは、実際にみなさんと会う公演を年がら年中、全国各地でやるのが純烈の命、生命線ですから、そこを辞めるわけにはいかない。 ただ、全国各地でファンの方とむちゃくちゃ触れ合うということは、家にいたり家族でいる時間がどうしても少なくなる。 生活のほとんどが純烈になってしまうというのは、純烈が純烈である以上、仕方がないことやろうなと。 だから岩永さんがおっしゃっていることは表層的なことではなくて、ホンマに思って言ってはることやと思うんですけどね」 ファンを大事にし続ける以上、世間に広く知られたからといって、コンサートを触れ合いを減らすような形式に変えたり、公演の回数を減らしたりすることは難しいようです。 なお、来年4月以降の純烈は、新メンバーを加えず3人のままで活動を継続するとのことです。 (岡本)