Vへ最後までスキを見せるな!【伊原春樹の「野球の真髄」】
スパンジェンバーグに逆転2ランを浴び、ヒザに手をつき、うなだれるハーマン/写真=内田孝治
ペナントレースは早くも残り40試合近くになってきたが、セ・リーグはマジックも点灯している巨人の優勝で間違いないだろう。一方、パ・リーグはソフトバンクとロッテがV争いを行い、少し離れて楽天、西武、日本ハムがひしめき合っているが、セと違いクライマックスシリーズ(CS)がある。今年は2位までに入らないとCS進出はかなわないが、楽天、西武、日本ハムにも十分チャンスがあるだろう。 ここから先、1試合、もっと言えば1プレーの重みは増していくのは間違いない。シーズンが終わった後に「あの1打席が……」「あの1球が……」と後悔することがないように、慎重に慎重を重ねたプレーをしていかなければならないのは確かだ。 まだ最近の試合を見ていても、そのあたりがおろそかになっているのが散見される。例えば・・・
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週刊ベースボール