リチウム電池「燃えないゴミ」に出しちゃダメ 発火が怖い...「正しい捨て方」どうすれば
捨てるのは× リサイクルボックスへ持っていこう
最近、注目されているのは、ゴミとして捨てられ、廃棄物運搬車や処理施設の火災原因になるケースの急増だ。東京都環境局は2024年8月、「リチウムイオン電池 捨てちゃダメ!」プロジェクトを立ちあげた。大掃除シーズンの12月24日にホームページを更新し、ポスターなどで啓発に努めている。 多くの自治体では、火災事故を心配して「燃えないゴミ」としては回収していない。家電量販店やホームセンターなどにリサイクルボックスが置かれている。「資源有効利用促進法」でメーカーなどには小型充電式電池の回収リサイクルが義務付けられている。一般社団法人「JBRC」のホームページで、持ち込み可能な協力店や自治体を検索できる。端子部に粘着テープをはって絶縁するとよい。 リチウムイオン電池は日本生まれの優れもの。しかし取り扱いを誤ると、火災の原因になりかねない。注意のポイントや捨て方をしっかり守りたい。 (ジャーナリスト 橋本聡)