大関琴桜「もっと仕上げていかないと」大関同士の申し合い3勝10敗 初場所で綱とり挑戦
大相撲初場所(12日初日・両国国技館)に向けた横綱審議委員会(横審)による稽古総見が6日、国技館内の相撲教習所で行われ、綱とりに挑む大関琴桜(27=佐渡ケ嶽)は大関同士の申し合い稽古で3勝10敗と振るわなかった。 豊昇龍、大の里に押される形が目立った。初場所初日まで1週間を切る中で、「もっと仕上げていかないと」と上積みの必要性を口にした。それでも「悪い相撲は修正しないといけないけれど、強い相撲もあった」と焦りはない。 九州場所では14勝1敗で初優勝を飾った。「1回で終わりではない。しっかり継続して、集中してやっていく」と語った。 元日には祖父にあたる元横綱の先代琴桜を墓参した。「優勝の報告と、今年の抱負を伝えてきた」。その抱負とはもちろん、「もう1つ上」の地位へ上り詰めること。初場所に向けて「いつもと変わらず、やれることをすべてやって臨むだけ」と気合を入れ直した。