【徹底検証】郵便料金「大幅値上げ」の一方で“配達の遅れ”はどうなる? 都内から全国各地に郵便を出したら驚きの結果に…「埼玉」よりも早く「離島」に届いていた!
愛知県、秋田県には2日後到着。意外に早い!
真っ先に到着の連絡があったのは、なんと、秋田県からであった。5日(木)の10時17分に到着の連絡があった。続いて、連絡があったのは愛知県からである。同日10時30分頃に到着した。友人宅は、名古屋市のベッドタウンとなっている郊外にある。この結果は、筆者が想像もしていなかったことであった。午前中に東京中央郵便局の窓口から投函すれば、結構離れた場所でも2日後の昼前には着くのである。 ところが、東京都、埼玉県はこの時間帯でまだ届いていない。秋田県、愛知県よりも首都圏近郊の方が遅いのである。これは取り扱う郵便物の量が多いためなのか、理由はよくわからないが、とにかく遅く感じてしまう。なお、13時過ぎにデイリー新潮の編集者がポストを見に行ったところ、郵便が届いていた。やはり、都内から都内に出した郵便物は、到着に2日かかることは間違いないようだ。
埼玉県越谷市より奄美大島の方が早い
そして、衝撃的な連絡があった。なんと、あまみエフエムの渡さんから、14時48分に「山内さん! 手紙が届きましたよ!」とLINEがあったのである。なんと、普通郵便は2日で奄美大島に届いたのだ。まさかまさかである。1週間くらいかかるのではないかと考えていた筆者の予想は、見事に外れた。想定外の結果であったが、航空便で運んでいるためであろう。なお、渡さんはこう分析する。 「早いですよね! 私も驚きました! (あまみエフエムの)事務所が郵便本局のすぐそばだから? 島内の私の実家だと、もっと遅くなると思います」 奄美大島はかなり広い。島内にいくつもの集落があるため、郵便物は中心となる郵便局に集められ、そこからさらに仕分けされて各地に配達されるのだろう。そう考えると、渡さんの実家に届くまでにはもう1日要する可能性もある。それにしても驚きだ。速達を使わなくても、十分に早いように感じてしまう。 しかし、その時点でまだ越谷市の我が事務所には郵便が届いていない。埼玉県は東京の隣なのだ。それなのに郵便が遅い。東京中央郵便局から越谷駅まで直線でたった23.15キロメートルであり、電車で1時間で着く。首都圏は取り扱う郵便物の量が多いにしても、この遅さはヤバいのではないか……と思っていたら、届いた。15時18分。奄美大島より遅かった。 続いて、奈良県の知人からは、15時33分に「お菓子届きました!」とLINEがあった。定形外の普通郵便でも、問題なくスピーディーに配達された。残るは佐賀県だが、6日になって中川氏から「昨日(5日)届いていました!」と連絡があった。少なくとも、中川氏が16時頃に帰宅していた時には、届いていたらしい。佐賀県もあっさり2日で届いてしまった。 かくして、実験は想定外の結果となった。なんと2日ですべての郵便物が届いたのである。地方への郵便物は想像以上の早さに驚いたが、都心部への郵便物は想像以上の遅さに驚かされることになった。特に埼玉県は遅い。『翔んで埼玉』でさんざんイジられたが、確かに、究極の“秘境”なのかもしれない。