サラリーマンの自分はお金持ちになれない、と諦める必要はない…常識を覆す「発想の転換」で家族を豊かにする方法【資産数億円の元メガバンカーが解説】
ノウハウより考え方が大切である理由
ただし、受講生全員がお金持ちになったわけではありません。親の介護や健康上の理由などで続けられなかった方もいました。そのなかには「お金儲けのノウハウだけ学んで自分さえ儲かれば、あとはどうでもいい」と自分中心に考える人も少なからずいました。 お金の専門家として、あえて厳しいことを言わせていただきますが、自分のことしか考えていない人はお金持ちにはなれないし、幸せにもなれません。なぜならお金とは、誰かに貢献して、感謝されて初めていただけるモノだからです。 応援も貢献もしない人は、誰からも応援されないし感謝もされないので、お金持ちにはなれないのです。ノウハウよりも、考え方(マインドセット)のほうが大切だということ。たとえ運良くお金儲けできても、利他的になれない人はいつか必ず転びます。 資産形成術なのに、ノウハウよりもマインドセットが大切だとか、利他的になれとか、わけがわからないと思われたかもしれません。でも、常識ある人にとっては、非常識に思える発想こそが、裕福と幸せをもぎ取れる唯一の方法です。裏を返すと、常識という殻の内側にとどまる限り永遠に変われません。 殻を破れるのは殻の内側にいる自分だけです。だからまずは「自分がお金持ちになる」という自分中心の発想を捨ててください。そのうえで「妻や子どもをお金持ちにする」と決めてください。そのために、いますぐ妻や子どもを社長にするのです。
「稼げるライフワーク」で夢を叶える
いまでは政府も副業を奨励しています。それなのにサラリーマンの9割は、副業をしていません。なぜなのか? リサーチして判明した主な原因は次の通りでした。 忙しくて時間と体力に余裕がない。何を副業にすればいいのかわからない。副業より「やりたいこと」に自分の時間を使いたい。家族に反対されて踏み切れない。同僚のねたみや上司の目が気になる。本業がおろそかにならないか不安。人事評価や出世に響くかもしれない。失敗してお金を失わないか不安。いまなお、就業規則で副業が禁止されている。やり方がわからないし、面倒くさそう。すべて解消できるので、そんな人にこそ妻社長メソッドを試してほしいと思います。たとえば、時間と体力を消耗する「雇われ仕事」はやりません。バイトのような「やらされ仕事」ではなく、妻や自分が「やりたいこと」で楽しみながら稼ぎます。 「やりたいこと」とはライフワークですから、続けるだけで幸せを感じられるようになる。しかも、「稼げるライフワーク」なので、やればやるほど稼げます。お金の不安がない幸せを実感しながら、思い描いた夢を叶えるのです。 坂下仁 お金のソムリエ協会会長 ※本記事は『新版いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。このメソッドによる結果に編集部は一切責任を負いません。自らの判断と責任により行っていただきますようお願いいたします。
坂下 仁
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