暑い夏を“快適”に過ごす!生徒会発案「公式ポロシャツ」を制服として採用 生地や色、ロゴからラインストーンの取り付けまで可能でパターンはなんと3,500種類
岐阜県飛騨市にある『岐阜県立吉城高等学校』にて、“公式ポロシャツ”が制服として導入されました。 『岐阜県立吉城高等学校』の桐谷直嗣教諭によると、公式ポロシャツ導入のキッカケは、令和4年度に行われた全校合同LHRで挙がった“ある課題”。全校合同LHRとは、同校が生徒総会に代わる企画として、クラス・学年の枠を越えて学校生活について話し合う場として設けられた時間。 “全校生徒の声”が集まる場で、夏の登下校における制服について、「登校中に汗等で汚れてしまった時の着替えがない」「洗い替えがしづらい」、女子生徒からは「下着が透けてしまう」等の意見が挙がったといいます。 この課題を解決するべく立ち上がったのが、生徒会執行部が中心となって結成された「ポロシャツ作成委員会」。 暑い時期を快適に過ごすことはもちろん、“学校が用意した制服”を着るだけではなく、着用したいと思うデザインを生徒たち自身で“考える力”を鍛えることを目的にスタートした公式ポロシャツの作成。“快適さ”だけでなく、吉城高生としてより一体感を得ることができ、吉城高校の魅力となるような公式ポロシャツを目指したといいます。
「ポロシャツ作成委員会」はじめとする生徒たちによる試行錯誤の末、生地や色、ロゴ等を選べることによって、一人一人の好みやニーズに対応できる“公式ポロシャツ”が完成。 任意で取り付けることができるラインストーンの種類を含めると、公式ポロシャツのパターンはなんと3,500種類!桐谷教諭によると、生徒たちは“自分が着たい色”の公式ポロシャツを自ら選び着用しており、体育の授業後や部活動後に着たり、友達同士でおそろいの公式ポロシャツを選ぶなど、それぞれの方法で公式ポロシャツを学校生活に取り入れているそう。 生徒たちからは、「登下校や授業中など快適になった」、「さまざまな色があるため学校が明るくなった」など声が寄せられており、導入後に生徒を対象に実施されたアンケートでは、公式ポロシャツ導入の賛否について「非常に良かった」「良かった」と回答した生徒が80%に。また、84%の生徒が快適な服装として「ポロシャツ」と答えたといいます。