DIYの基本。ナメきったプラスネジを回す最短ルートは暴力的でオラオラな方法!?【秘訣はグラインダー+1】
小さいネジが舐めると地味に難敵になる
ところでこのネジ、小さいうえにちょっとだけ奥まったところにあります。 平面ではないので、プライヤーや、某ガッチリつかみますよ系のアイテムで掴んで回すのは、ちょいと厳しい位置関係。 それではと、ドリルでゴリゴリ下穴あけて、逆回転で引っこ抜く系のアイテムが使えるかというと、この小ささではやっぱり厳しい状況。 もうちょっと、せめてM6くらいあれば使える道具もあるのだけど、この小ささだとちっこいくせになかなかの強敵となってしまうのです。 て こ と で ・・・
溝がなければ溝を掘ってみせようホトトギス
ドライバーが食いつける溝がないならば、新しく溝を作ればイイ。人間関係の溝は作りたくないけども、ねじ頭の溝ならがっつり深いのが大歓迎なのですよ、うん。 てことで、こんな物騒な道具を用意いたしました→「ディスクグラインダー」と切断用の「カッティングホイール」 ちなみに、ねじの頭に溝を掘れればいいだけなので、リューターのかカッターや、それこそ金ノコギリでもOKです。時間こそかかりますが、筆者も若いころ、金ノコギリでギコギコと溝を作った経験があります。 要は、溝を作れればいいんです、溝をね。
さっそく溝を掘ってみる(瞬き禁止。一瞬だよ!)
長い前振りでしたが、 作業は一瞬です。特にディスクグラインダーなんて凶悪アイテムは強力なので、M5のネジに溝を切るなんてほんと一瞬。 「ギュアーンッ」 はい、できました。 コツとしては躊躇せずに一気に溝を刻むこと。刃先がブレると溝じゃなくて単に削ってしまうので勝負は一瞬、要注意です(集中力と勢いが大切ですね!)。
シンプルなマイナスネジは滑りにくくて便利!
新しく刻んだ溝にぴったり合うマイナスドライバーを当ててみます。 今回は カッティングホイールだったので、ちょっと大きめのマイナスドライバーがジャストフィット。 しっかりと溝が刻まれていれば、マイナスドライバーはかなりがっつり食いつきます。 今回は特にしっかりフィットしていたので・・・ なんの苦労もなく、 いともあっけなく、ネジが回っちゃいました。 長々と説明して前準備にも時間をかけたのに、肝心のネジはものの1秒で緩んでしまいました・・・(嬉しいけどなんか嬉しくないな?)