火事で一家4人死亡...身元判明 母親と兄妹は窒息死 射水市
富山テレビ放送
30日、射水市の住宅から出火し、4人が死亡した火事で亡くなったのはこの家に住んでいた20代の夫婦と2人の子どもであることが警察の調べで分かりました。 また、死因は母親と兄妹が首を圧迫されたことによる窒息死、父親が急性一酸化炭素中毒で、警察は無理心中の可能性があるとみて捜査しています。 *リポート 「午前9時です。火事があった射水市の住宅です。警察と消防が実況見聞を行い、出火原因の特定を急いでいます。玄関とカーポートの前にはシートが敷かれ、厳重な体制がとられています」 出火した住宅では、30日、2階の寝室で4人が倒れているのが見つかり、女性と2人の子どもはすでに死亡、男性は救急搬送後に死亡が確認されました。 その後警察が遺族に確認したところ、死亡したのはこの家に住んでいた4人家族で父親の宮崎重俊さん(29)と同じく29歳の母親、8歳の長男と3歳の長女であることが分かりました。 そして司法解剖の結果、死因は母親と兄妹が首を圧迫されたことによる窒息死で、死後数日が経過していたということです。 一方、父親の重俊さんの死因は急性一酸化炭素中毒でした。 また、実況見分の結果、出火当時、家の扉や窓にはカギがかかっていて、第三者が侵入した形跡はないということです。 警察は、一家が無理心中を図った可能性があると見て捜査を進めるとともに引き続き出火原因を調べています。 長男が通っていた太閤山小学校では、31日朝、全校集会を開いて報告が行われ、派遣されたスクールカウンセラーが児童の心のケアにあたっているということです。
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