吉沢悠さん(46)老けこまないために“実年齢マイナス20歳”の意識で「今でも、あえて叱られる環境に身を置いています」|STORY
昔から変わらない甘いマスクと、優しいオーラを纏った実力派俳優・吉沢悠さん。プライベートでは、2013年にモデルの桐山マキさんと結婚。デビューから27年、俳優として活躍しながら公私共に充実した毎日を送っている吉沢さんに、これまでの俳優人生や、40代でも生き生きと輝き続ける秘訣、結婚生活などについて語っていただきました。 【写真あり】昔から変わらない甘いマスクと大人の色気...吉沢悠さん(46)
役者として若さを保つ秘訣は、殺陣で心身ともに鍛え抜くこと
役者は常に見られる仕事ではあるので、最低限の身だしなみを整えたり、肌のケアはするようにしていますね。美を追求するというよりは、俳優としてその時に求められるものに応えて、必要なことを当たり前にやっていく。そうすることで、職業なりのかっこよさが出るんじゃないかなと。 僕はウエイトトレーニングもしないのですが、4年ほど前から殺陣(たて)の稽古をしていて。殺陣というのは、映画やドラマなどのお芝居で刀を持って格闘するアクションシーンのこと。美しい所作を含めて内面から溢れ出るものを身につけたいと思って始めたのですが、殺陣は身体だけでなく精神面もかなり鍛えられる。そうやって脳と身体を怠けさせることなく、常に動かしていくことがアンチエイジングにつながると思っています。ずっと時代劇に出たいという思いがあり、オファーをいただいた際に即対応できるようになりたいと思ったのが殺陣を習い始めたきっかけ。本当に運よく素敵な先生に出会うことができ、俳優仲間に誘われてレッスンをスタートしました。何か具体的な作品を控えていたというわけではなく、然るべき役が来た時のための準備として続けています。 もともとは、“刀を綺麗に振る”とか殺陣の技術を学べると思って入ったんです。でも蓋を開けてみたら、人間形成の部分まで指導されるような稽古で。8割くらいは人間形成の指導ですね(笑)。最初の2年くらいは、続けられる自信がなかったほど精神的にも体力的にも本当に厳しかったです。でも、続けるうちに稽古を通じて内面も外見も変化している自分に気づき、週に2回行われているレッスンには、4年間ほとんど休まず出席しています。