【MLB】ピラーとマルドナードの両ベテランが2025年シーズンも現役続行を希望 米メディアが報じる
日本時間12月3日までに米メディアが報じたところによると、ケビン・ピラーとマーティン・マルドナードの両ベテランは来季も現役続行を希望しているようだ。来月36歳の誕生日を迎えるピラーは今年7月の時点で「98%引退すると思う」と語っていたが、その引退宣言を撤回する形に。一方、現在38歳のマルドナードは今年7月にホワイトソックスを解雇されたあと、どの球団とも契約せず無所属の状態が続いていたが、まだプロ野球選手生活にピリオドを打つつもりはないようだ。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ ピラーは今季ホワイトソックスとエンゼルスで合計100試合に出場し、打率.229、8本塁打、45打点、12盗塁、OPS.667を記録。100試合以上に出場するのはメッツ時代の2021年以来3年ぶり、2ケタ盗塁をマークするのはブルージェイズとジャイアンツでプレーした2019年以来5年ぶりのことだった。ピラーは「MLBネットワーク」の番組に出演した際、「来季もプレーしたいと思っている」とコメント。また、2024年シーズン終了時に左手親指の手術を受けたことも明かした。 マルドナードはエンゼルス時代の2018年に大谷翔平とバッテリーを組んだ経験があり、2020年以降は常勝アストロズの正捕手として活躍してきた。2017年にはゴールドグラブ賞に輝いた実績もあるが、近年は守備力の低下が顕著に。今季はホワイトソックスで48試合に出場するも打率.119、4本塁打、11打点、OPS.403と惨憺たる成績に終わり、7月下旬に解雇された。それ以降はどの球団とも契約せず現在に至るまでFAの状態が続いている。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、マルドナードは「あと1年プレーしたい」と考えているようだ。 両選手とも年齢や近年のパフォーマンスを考えると、早い段階でメジャー契約を得られる可能性は低く、各球団からのオファーを待ち続けることになるだろう。オファーがあったとしても、マイナー契約の招待選手としてスプリング・トレーニングに参加することになる可能性も高い。現役続行を希望する両選手に手を差し伸べる球団は現れるだろうか。