日本初!! 小型トラックをベースとするスワップボディ車をウイングが開発 その実力は?
小型スワップボディ車を導入するマックス運輸の狙い
ウイングに小型スワップボディ車の開発を依頼したのが千葉のマックス運輸だ。同社は関東一円で大手ハウスメーカーの住宅資材の輸送を行なう運送会社で、合計80台のトラックを保有。小型トラックは倉庫から現場までの資材輸送を担当している。 小型スワップボディ車の導入背景には2024年問題があるそうで、輸送業務と荷役業務を分離できるスワップボディ車の導入により、積み込み時の待ち時間をなくし、稼働率アップを図る。オーダー台数は6台で、しばらくテストを行なったのち、増車を検討していく予定だ。 荷台仕様はもともと使っている小型トラック(平ボディ)と同等とし、シャシー1台に対し荷台2個を用意。片方が輸送している間にもう片方の荷役を行なうことで、待機時間削減や車両稼働率アップを図る。 脱着機構は「女性や高齢者など、誰でも簡単に操作できること」を重視したそうで、ロック装置を手動式から自動式に変更したのもそのため。今後のさらなる改良も検討しているという。 なお、同社が現在建設中の新しい物流センターは、小型スワップボディ車の荷台を交換やしたり、荷台を置いておくためのスペースが最初から設けられた「スワップボディ車を前提とする物流施設」になるそうだ。