三笘薫の2戦連続スタメン落ちに「ベンチに置いた判断には疑問が残る」と現地メディアはネガティブ反応! 約30分間のプレーには「素晴らしい」と賛辞
現地時間1月4日に行なわれたプレミアリーグ第20節、ブライトンとアーセナルの一戦は1-1の引き分けに終わり、前者にとっては4試合連続でのドロー決着、そして連続未勝利は8試合(6分け2敗)に伸びている。 【動画】PL20節 ブライトン対アーセナル ハイライト 本拠地アメックス・スタジアムにリーグ2位の強敵を迎えた一戦、16分に左サイドを破られてイーサン・ヌワネリに先制ゴールを許した「シーガルズ」だったが、61分に敵陣ペナルティーエリア内でジョアン・ペドロが浮き球を頭でコントロールした際にマーカーとのバッティングで倒れると、これがファウルと判定され、自ら得たPKを彼が決めて追いついた。 前節アストン・ビラ戦でスタメンを外れた三笘薫は、2試合連続でベンチスタートとなり、今回は62分にシモン・アディングラに代わって登場。約30分間のプレーにおいて、ボールタッチ15回、パス9回(成功8回)、ドリブル1回(成功)、空中戦2回(勝利1回)、タックル1回(成功)というスタッツを記録している(データ専門サイト『WhoScored.com』より)。 ファビアン・ヒュルツェラー監督は試合後、三笘の起用法について「彼はシーズン前半に多くの試合をこなし、日本代表の試合でも多くの移動を強いられた。少し疲れを感じているようだが、試合の途中からでも常に大きな影響を与える選手であり、すぐにスタメンに戻ると確信している。競争があることは良いことで、試合や練習で良いパフォーマンスを発揮することが、出場するために必要だと全ての選手が認識するのは重要である」と説明した。 これを報じたクラブの公式サイトは、三笘のプレーについては「試合終了14分前、ブライトンはリードを奪う寸前までいった。ヤンクバ・ミンテが右サイドから華麗にゴール前まで突進したが、ゴール前を横切る低いクロスはヤシン・アヤリと三笘のどちらにも届かず。どちらかが少しでも触れれば、ゴールになっていた」と、得点機にも絡んだことを伝えている。 短いプレー時間となった日本人アタッカーに対する現地メディアの評価を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は10点満点の採点で及第点の「6」、日刊紙『Daily Mail』は「6.5」を付与。前者も、前述の終盤における惜しい場面に言及し、「ミンテのクロスが三笘に届きそうになったが、わずか数インチの差でタップインできず、勝利のチャンスを逃した」と綴った。 英国公共放送『BBC』の視聴者による採点では、アーセナルの全選手を上回り、ブライトンでは7番目となる「6.38」。『THE Sun』紙は、ライブ実況の記事で三笘の交代出場時に「これでアーセナルに緊張が増すだろう」と記し、彼をマークしたトーマス・パーテイを評する中で、「後半は途中から出場した日本代表選手の対処に苦戦」と、三笘のプレーが効果的だったことを示している。 続いて『The Guardian』紙は、「ヒュルツェラー監督は、先制された後に見せたチームの反応には納得しているようだったが、三笘を後半までベンチに置いておいた判断には疑問が残る」と、三笘の起用法にネガティブな反応。そしてアメリカの大手放送局のスポーツ専門サイト『NBC Sports』は「ミンテ、三笘、ジョルジニオ・リュテールは、ベンチから登場して素晴らしいプレーを見せた」と、好パフォーマンスを発揮した交代選手のひとりに背番号22を挙げた。 構成●THE DIGEST編集部
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