反則タックル問題、日大前監督ら会見(全文2)一言一句覚えてるわけではない
指導の中で「つぶせ」という発言のほか、「けがをさせろ」「殺せ」という言葉もあったのか
フジテレビ:フジテレビ『めざましテレビ』の【マキタ 00:27:55】と申します。よろしくお願いいたします。2つお伺いいたします。1つはわれわれの『めざましテレビ』で元日大フェニックスの方にお話を伺いました。その中で指導の際に、つぶせという発言について先ほど言及がありましたけれども、そのほかにけがをさせろ、殺せというような言葉があったというふうに伺いました。この辺りはいかがでしょうか。 内田:指導ということですので私のほうから話させていただきます。われわれの基本であるフットボールでは、まずルールの中で一生懸命やりなさいと。そしてそれがわれわれ指導者と選手との中の信頼関係の中では、もうルールの中ということで指導しております。そして一般論といたしまして、非常に能力のある選手が10の力があるんだけれども、5ぐらいで対応できてしまう。そういうときはやはり、もっとできるんだもっとできるんだということをハッパ掛けます。その中で長い歴史の中でそういう時期もあったでしょうが、それは今の時代で殺すとかですか、そういうのは今の時代ではちょっとわれわれも昔は使ってました、正直言いまして。ですけど今の時代は、ルールといいましてもそういうような言葉は使わないというのが今の現状でございます。 フジテレビ:では、以前はそういった言葉もお使いだったっていうことでよろしいですか。 内田:はい、昔はですね。40年代、50年代、そういうときはありましたけれども、それはわれわれはそういうことを言われてやってきましたが、試合中にそういうことは起こらなかったです。お互いに非常に荒々しいフットボールやったと思うんですが、今現在もそういうようなルール、逸脱したような現象というか結果というのは起こってなかったというのが、正直なところでございます。 フジテレビ:すみませんもう1点だけごめんなさい。週刊文春のほうで試合の直後の監督の音声データというものが公開されるということで、すでに音声の一部が公開されております。その中で関西学院大学を批判するようなコメントであるとか、ラフプレーを容認するようなコメントというのが見て取れるんですけれども、監督ご自身がその辺りはいかがでしょうか。 内田:あのときは正直言いまして、資格没収というすごく大きなペナルティーがありましたのでそこでの、そういう資格没収も含めて僕の責任、僕が言われるんであれば選手が言われない、言われるより批判は僕が受けようという、とにかくそのときはもう僕が、僕が悪いんですというのをまず前面に出す、良くはないんですけれども悪者に徹したいと、選手を守らなくてはいかんというのが正直、あのときの僕の第一に思ったことです。 フジテレビ:そこの気持ちは謝罪にはつながらなかったですか。その場では。 内田:はい。残念ながらとにかく僕の責任ということを強く言いたかったので、謝罪ということにはつながらなかったです。そして正直言いましてビデオを見ないと、どの程度かっていうのはあの当時は分からなかったんです。ですから取材のときもどのぐらいひどかったのというのは正直言って聞きました。ひどさの加減が正直言いまして、その時点では分かりませんでした。 司会:少し後ろの方、どなたかいきますか。いいです、じゃあそれ、次は後ろにいきましょう。