“今っぽい”レイヤーカットを叶えるには? トレンドヘア完全ガイド
ヘアカットのステップ
レイヤーカットには多くのテクニックがあり、その仕上がりは、質感や長さなどさまざまな要因に左右される。 「レイヤーは髪に動きや形、質感、立体感を与えます。レイヤーの入れ方次第で、個々のスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。すべてはカットする際の角度によって決まります」と、「フェンティヘア」のエデュケーションスペシャリストであるリア・ヒルは言う。
例えば、90度の角度で髪を持ち上げると、レイヤーの入り方や長さが決まる。最も一般的なのは顔の輪郭まわりを縁取るレイヤーカット。髪を前に引き出して希望の長さにカットする。次にシャグカットの場合は、髪をすべて前方に向けて顔に向かってレイヤーをカットする。一方、丸みのあるカールカットでは、髪をオレンジの房のようにブロッキングしてレイヤーを入れていく。なお、頭全体に多くのレイヤーを入れる必要はない。 今最も旬なレイヤーカットは、繊細なフリンジと長めのスタイルだとヒルは話す。梳きすぎず、雰囲気たっぷりでボリューム感を作ることがポイントだ。
スタイリング方法
メイク前に肌をしっかりと保湿するように、髪もしっかり下準備することで長持ちするスタイルを作ることができる。 「髪に蓄積された汚れやスタイリング剤の残留物を完全に取り除くために、良質なシャンプーで髪をしっかり洗ってください。髪が重たく見えるレイヤーほど残念なものはありません。おすすめは、『フェンティ ヘア』の“ザ・リッチ・ワン・シャンプー”です。髪にうるおいを与えつつ、不要な蓄積を取り除く効果があります。その後に、“ザ・カムバック・キッド ボンドビルディング・トリートメント”を使用します。これをコンディショナーの代わりに5~10分ほど髪に置くか、洗い流さないコンディショナーとして使うことで、髪に強さと輝きを与えることができます。最後に、ヒートプロテクターを塗布してお好みでストレート、ウェーブ、自然なカールなどでスタイリングしてください」 「シャワーから出たばかりの濡れた髪に、ツヤ出しジェルをカールブラシや指を使ってしっかりとなじませてください。ウェーブやカール、コイルが弾けるように際立ち、レイヤーも生きてきます。私自身もカーリーヘアで、丸みのある形を出すために多めのレイヤーを入れるのが好きです」とヒル。