上皇后さま“名場面” 優しさとユーモアにあふれ…【皇室 a Moment】
日テレNEWS NNN
ひとつの瞬間から知られざる皇室の実像に迫る「皇室 a Moment」。今回は、上皇后さまの“名場面”を日本テレビ客員解説員の井上茂男さんと共にスポットを当てます。そこには優しさとユーモアがあふれていました。
――上皇后さまのお誕生日にちなんで、いろいろな場面を集めてみました。楽しそうな雰囲気が伝わりますね。 海外でのご様子や、子どもたちとのふれあい、珍しいお餅つきに、ご夫妻でのダンスと、いずれも上皇后さまの印象深いシーンです。今回は、10月20日に89歳となられた上皇后さまの“名場面”の数々を振り返ります。
最初は1983(昭和58)年、アフリカ・タンザニアの自然保護区での名場面です。サファリを楽しんでいる際にゾウを見つけると、ご夫妻は一緒に写真に納まろうとされました。 上皇さま)「ゾウと一緒に。みー(上皇后美智子さま)、できるかな?ここに立ってみたらダメ?」 上皇后さま)「じゃあ一緒に入ってくださらない?誰かに撮ってもらいましょう」 上皇さま)「これ入りますか?ゾウは」 男性)「ゾウがいないと…」 上皇后さま)「ゾウが入らないと。ちいちゃくなりましょうか」 男性)「2頭入りました」 上皇さま)「2頭入りました」 上皇后さま)「ああ、よかった」
続いては、1991(平成3)年、インドネシアのボロブドゥール寺院での一場面です。仏塔の中に、触ると幸せになるという言い伝えのある仏像がありました。ご夫妻は手を伸ばし、触ろうとしましたが……。 上皇后さま)「触れました?」 上皇さま)「触れない」 この後、一緒に上皇さまも触ることができました。
こちらは1994(平成6)年、スペイン・マヨルカ島での一場面です。国王夫妻と馬車でパルマ市内をご視察中に、花嫁が登場するというハプニングもありました。
2000(平成12)年、オランダの児童養護施設での一場面では、眠ってしまい、上皇后さまに会いそびれたと思った女の子が泣き出しました。上皇后さまは、その子を優しくあやされました。