外国人住民への日本語教育など多文化共生拠点が誕生 群馬・太田市
外国人の子どもたちへの日本語教育や国際交流など多文化共生の拠点にしようと、太田市内に新たな施設が誕生し、記念式典が開かれました。 1日は、施設の利用が2日から始まるのを前に、山本知事や伊勢崎市の臂市長などが出席して記念の式典が開かれました。 太田市には現在、約60カ国から1万3000人を超える外国人住民が暮らしています。この「多文化共生センターおおた」は、太田市飯塚町のBUSターミナルおおた内に市が整備したものです。外国人の児童・生徒に放課後、日本語を指導したり、外国人住民が日本の文化に溶け込み、暮らしやすくするためのサポートなどを行います。 式で清水市長は「共生社会実現のためにセンターが果たす役割は大きい」と、山本知事も「同じ仲間として地域の発展につなげるようにしたい」とそれぞれあいさつしました。そして2年前にニュージーランドから来日した九合小学校6年の伏見花さんが「日本語が心配だという人も多いので、センターに期待します」と子どもたちを代表してあいさつしました。 1日は記念のイベントも併せて行われ、ぐんま国際アカデミーのマラウイやアメリカ、ジンバブエなど5カ国7人の教員が、多国籍バンドと銘打ち演奏を披露しました。このほかケバブやブラジルピザなど様々な国の料理を提供するキッチンカーが軒を連ね、施設の開所に花を添えました。