【特集】激戦の舞台裏に密着! 家族で挑んだ衆院選 夫婦二人三脚、子どもたちも 《新潟》
■街頭で立ちづけた妻
文部科学省の元官僚で、前回から選挙を手伝ってきた妻の更紗さん。 “今回ばかりは簡単にはいかない……” 厳しさを感じながら朝の街頭に立ち続けました。 更紗さん 「すごい厳しい選挙だと感じていたので、どうしてもちょっと暗い顔になっちゃう時はあるんですけど、朝なので、笑顔は気を付けています」
■子どもから“はちまき”のプレゼント
対するこちらは、立憲民主党の黒岩宇洋氏。 夫婦で街頭に立ち有権者に訴えます。 黒岩宇洋氏 「この3年間、私ひとりじゃなくて、皆さんとともに歩き続けてきた」 この日は、党代表の野田佳彦氏が応援にかけつけていました。 立憲民主党・野田佳彦代表 「内閣総理大臣の時にお二人の間に愛の結晶ができました。赤ちゃんが生まれました。その女の子の名付け親が私です。まあ、おじいちゃんみたいな役ですよね」 小学生の子どもを二人もつ黒岩さん。 10月の誕生日には、子供たちからプレゼントをもらったといいます。 それが、“選挙頑張ってね”と書かれた“はちまき”。 黒岩宇洋氏 「4年生の息子ですけど“選挙終わったらたくさんあそぼうね”って。我慢してるんでしょうね」 さらに大きな支えとなっているのは、陣営の元気印、妻の美春さんです。黒岩さんの参議院議員時代に秘書を務めていました。 本人よりも先に支援者にかけより、体全体で感謝を伝えます。 美春さん 「みなさん本気の人ばっかりで楽しい。本当に毎日ありがたくて楽しくて」 黒岩宇洋氏 「この仕事なんてしたら、私以上にいろんな意味で辛いことあるし、私に言えないっことて妻の方にとがった言葉とかいろんなものってあるんで、持前の明るさがあるのは助かりますね」 そして迎えた投開票前日。 最後の演説に長女の継未さんと長男の一馬さんもかけつけました。 黒岩宇洋氏 「あと1日共に戦い、そしてともに喜び合う瞬間を勝ち取ろうではありませんか」 演説を終えた黒岩さんが向かった先は、忙しくて会えなかった二人の子どもたちのもと。美春さんも、支援者のもとへ…… 支援者「頑張った頑張った」 美春さん「また明日!」 支援者「勝って泣け!勝って泣け!」 美春さん「勝っても負けても泣くぞ!」 そして、こちらにも家族の姿が……。 司会「家族総出でがんばりましたよね」 家族3人力を合わせ逆風の中を戦い抜きました。 選挙が近づくと、自ら手伝うと声をかけた太郎さん。主に事務作業で両親を支えました。 更紗さん 「すごく心強かったです。何より手伝おうかと言ってくれたことがうれしくて。父親の仕事を見ていてくれたんだなと思って」 太郎さん 「地道な活動がかなり多いんだなと感じていて。やっぱり大変な世界だなと思いました」 両者ともに家族で挑んだ戦い。勝利をつかんだのは…… 黒岩陣営 「バンザーイ バンザーイ バンザーイ」 黒岩氏が3年ぶりの国政復帰。家族全員で喜びをわかちあいました。 黒岩宇洋氏 「つらい思いをさせてきた家族、子どもたち、そして妻、美春、ありがとう」 美春さん 「もう感無量です、涙いっぱいでちゃった。本当にほっとしました」 長女・継未さん 「かっこいいです、本当に。一生懸命頑張れているのもすごいし、本当に尊敬しています」 “選挙終わったらたくさん遊ぼう”とはちまきに託した長男の一馬さん。 長男・一馬さん 「キャッチボールをして遊びたい。お父さんだったら総理大臣になれるかなと思ってました」 斎藤氏も小選挙区では敗れましたが、比例で復活を果たしました。 苦しくても笑顔を貫いてきた更紗さん。目には安どの涙があふれていました。 更紗さん 「ご支援いただいた皆様の気持ちに、仕事でお返ししていける立場をいただいたので、頑張ってほしいな、よかったねという風に声をかけたい」 斎藤氏「妻も頑張ってくれたので、お疲れ様でしたと言いたいです」 激闘を支えた家族たち。論戦の舞台が国会に移っても、助け合いながらともに歩み続けます。