天下一品が東京の店舗を続々閉店! 繁華街での"シメのラーメン"文化は終わったのか?
冒頭の天下一品のお膝元、関西の繁華街で大阪・梅田のひがし通り商店街近くに店舗を構える酒店、伊吹屋の小牟礼隆之店長からはこんな面白い話も。 「シメラーメン文化から、今取って代わろうとしているのがシメアイス。勢いがすごいんです。週末の夜は終電が終わった後でも営業。完全に一杯飲んだ後の客をターゲットにして成功しています」 というわけで、梅田で深夜1時まで営業しているというアイス店の店員に話を聞いてみた。 「終電間際になるとグループで飲んでいたお客さんが来られるので行列ができます。今日もさっきまで行列ができていました。この店は2022年の12月オープンなんですが、同じような夜アイスの店はあちこちにできて、どこも人気ですね。男性も女性も来られてますよ」 とのこと。シメに違うものを食べるという文化も広まってきているようだ。最後に、井手隊長が今後のシメラーメン文化についての展望を語ってくれた。 「深夜営業のラーメン店がどんどん減っている。1500円のラーメンをシメに食べるかどうか。違う食べ物でもシメられる。などなど問題はあると思いますが、お酒を飲んだ後にしょっぱいものが食べたいという需要は変わらずあると思います。 なので、今後は家でシメのカップラーメンを食べる機会が増えるのではないかと思います。〝シメ〟をうたったカップラーメンが出てくるかもしれませんね」 取材/ボールルーム 渡辺ありさ 写真/PIXTA