「手が届きそうなところにある日本代表を掴み取るために、あと1年必死で頑張りたい」世界陸上を目指して 100mH 清山ちさと選手(いちご陸上部)
今年注目のアスリートです。 去年、夢の舞台パリオリンピック™出場を逃したものの、世界陸上という新たな目標に向かって走り続けるいちご陸上部の清山ちさと選手。 今年にかける思いを聞きました。 【写真を見る】「手が届きそうなところにある日本代表を掴み取るために、あと1年必死で頑張りたい」世界陸上を目指して 100mH 清山ちさと選手(いちご陸上部) ■何度も頭をよぎった『引退』の2文字 いちご陸上部に所属し、100メートルハードルが専門の清山ちさと選手(33歳)。 宮崎商業高校の時には全国大会で3冠を達成し、世界の舞台を目指して挑戦を続けてきました。 しかし、最大の目標と掲げていた2021年の東京オリンピック、そして去年のパリオリンピックへの出場は叶わず、大きな挫折を味わいました。 (清山ちさと選手) 「本当に初めて。人生で初めて、けが以外で『陸上、ちょっとしんどいかも』というか、ちょっとやめたいなぐらいまで本当に考えてしまった」 何度も頭をよぎった『引退』の2文字。 しかし、清山選手は立ち止まりませんでした。 (清山ちさと選手) 「日の丸を背負う、背負わない、というのは私の中ですごく特別な意味があるもので、小学校のときからずっと夢として自分の中にあって、もう1回、手が届きそうなところにある日本代表を掴み取るために、あと1年必死で頑張りたいと思っているので、もう夢から目標に変わって何年も経っているので、目標達成できるように頑張りたいなと思います」 ■9月「東京2025 世界陸上」目指すには日本記録に近いタイムが 清山選手の新たな目標が今年9月に東京で開かれる世界陸上。 100メートルハードルの清山選手の自己ベストは12秒96ですが、日本記録に近いタイムが求められます。 (清山ちさと選手) 「日本記録は12秒69だが、そこを目指さないとふるいにかけられて落ちてしまうと思うので、そこを目指して頑張りたいなと思っている」 体幹トレーニングなどの成果でさらなる進化を遂げている清山選手は、パリオリンピック出場を逃したあと、全国大会で好タイムを次々とマーク。 好調のウラには心境の変化もありました。