朝型か夜型かは「生まれつき」? すっきりと起きられる方法とは
睡眠の質と関わる栄養素
よい目覚めのためには食事も大切。でも食事は薬ではないため、即効性を期待することはできませんが、質の良い眠りに関わっています。 食習慣で心掛けたいこと ・朝食を食べる(24時間よりも少し長めの体内時計を24時間にリセットしたり、体温があがる) ・できるだけ同じ時間に食べる。特に、朝食と夕食が大切。 ・就寝3時間前までに終わらせる 質の良い眠りに関りのある栄養素 ●トリプトファン(アミノ酸) 朝食にとることが大事なポイント。夜になって分泌される“睡眠ホルモン”とも呼ばれるメラトニンの材料になる。肉、魚、卵、乳製品などの動物性食品や、大豆・大豆製品に豊富に含まれる。 ●鉄、ビタミンB6、葉酸、ナイアシン、マグネシウムトリプトファンからメラトニンを作るときに必要な栄養素。特に、鉄、ビタミンB6、葉酸は不足しやすい栄養素のため、心がけてとり入れる。 鉄…レバー、赤身肉(牛ヒレ肉、豚ヒレ肉など)、赤身魚(カツオ、マグロ、サバ・アジ・イワシなどの青魚)、貝類(あさり、しじみなど)、卵、大豆・大豆製品、青菜(ほうれん草、小松菜など) ビタミンB6…魚(サケ、カツオ、マグロ、イワシ、サバなど)、鶏肉、緑黄色野菜(ブロッコリー、ほうれん草など) 葉酸…緑色野菜(ブロッコリー、ほうれん草、小松菜、水菜、枝豆など)、納豆、焼きのり、イチゴ、キウイフルーツ、マンゴー、アボカドなど ※補足「睡眠サポートドリンクについて」 睡眠の質を高めると謳っているドリンク類は、睡眠薬ではないので、飲んだからといってすぐに効果が出るものではありません。また、1日の過ごし方に問題があれば、飲み物の効果は得られません。良い眠りに就けるような習慣を少しずつ増やしていきつつ、補助的に利用するのも良いかもしれません。 今日から取り入れられる簡単なコツを実践してみましょう! スッキリ起きられる日が続くはずです。
Noriko Saeki