サウジ勢はCWCで欧州トップクラブ相手にどこまで戦える? アル・ヒラル会長が抱く野心「我々にとってはシーズンで最も重要な大会」
来夏アメリカの地で新フォーマットのCWCが行われる
近年はサウジアラビアのクラブが欧州からスター選手を積極的に引き抜いているが、その中でも国内No.1の力を誇るのがアル・ヒラルだ。長期離脱しているが、FWネイマールを筆頭にFWアレクサンダル・ミトロビッチ、MFセルゲイ・ミリンコビッチ・サビッチ、DFジョアン・カンセロなど、実力者を次々と獲得してきた。 来夏にはアメリカでクラブワールドカップ2025が予定されていて、このクラブワールドカップ(CWC)より出場チームが32に拡大する。アル・ヒラルもアジア勢として参戦することが決まっており、彼らの狙いはレアル・マドリードやマンチェスター・シティなど欧州トップクラブ相手に結果を残すことだ。アル・ヒラルがCWCにかける思いは強い。 また実現するかは分からないが、サウジアラビアのクラブを欧州CLに出場させたいなんてド派手な考えも持っているようだ。アル・ヒラルのエステベ・カルサダCEOも可能性があればとの思いを口にしている。 「実現の可能性があるかは分からないが、Noと言うことはない。我々の目標は、多くの人々に見てもらうことだ。CLは世界最大のクラブコンペティションだからね。もっとも、どこまで実現できるかは全く分からない。それは我々のコントロール範囲外だ」 「(CWCについて)我々にとってはシーズンで最も重要な大会と言える。我々の実力を世界にアピールする素晴らしい機会であり、欧州のチームに対して我々のレベルがどの程度なのかを知るチャンスでもある。欧州のチームともっと頻繁に対戦できればと思う」(『Evening Standard』より)。 欧州勢はCWCを負担に感じているクラブの方が多いだろうが、その他のエリアのクラブにとっては貴重すぎる機会だ。サウジアラビア勢が目指すは欧州勢撃破で、来夏アメリカで行われるCWCでどんな戦いが見られるのか楽しみだ。
構成/ザ・ワールド編集部