【速報 ブエルタ・ア・エスパーニャ2024】最後の山頂フィニッシュはエディ・ダンバー、今大会2勝目/第20ステージ
チーム総合順位 1 UAEチームエミレーツ(アラブ首長国連邦)in 243h 49' 54'' 2 レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ(ドイツ)+ 34' 20'' 3 デカトロン・AG2Rラモンディアル(フランス)+ 1h 21' 54''
敢闘賞 18 マルク・ソレル(スペイン/UAEチームエミレーツ)
リタイア 65 パトリック・ガンパー(オーストリア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) 67 ダニエル・マルティネス(コロンビア/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) 211 チョミン・フアリスティ(スペイン/エウスカルテル・エウスカディ) 64 ニコ・デンツ(ドイツ/レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)
9月8日(日) 第21ステージ ディストリト・テレフォニカ マドリード > マドリード 24.6 km(個人タイムトライアル) 26分前後の全力疾走、道はフラットで直線と直角コーナー 個人タイムトライアルで始まった3週間が、個人タイムトライアルで終わる。21日間の戦いを走り抜いたすべての勇者たちが、1人ずつ、首都の目抜き通りに詰めかけたファンたちからあたたかい歓声を浴びる。もちろん大トリを飾るのは、赤い衣のチャンピオン。2024年のグランツールが、グランドフィナーレを迎える。 ブエルタは、ツールとは異なり、必ずしも大集団スプリントで終わる伝統はない。3年前もサンチアゴ・デ・コンポステーラへの独走種目で幕を閉じた。首都マドリードで最終日にTTが行われるのは、ちょうど20年ぶり。またジロでは幾度となく繰り返されてきた「最終TTでの大逆転」は、2002年の、やはりマドリードTTで起こった。総合トップ2が交代したどころか、総合3位と4位さえも入れ替わったほど。 スペイン最大の通信会社テレフォニカ(つまり携帯電話会社モビスターの親会社!)の本社から、大会最後の24.6kmへ。開催委員会の計算によれば26分前後の全力疾走。道はおおむねフラットで、ほぼ直線と直角で構成されている。いわゆるスペシャリスト向けのコースではあるものの、グランツールの最終TTだからこそ、総合上位勢がこぞって真価を発揮するに違いない。 最後はいつも通り、マドリード市内に「T」字を描く。ただ例年であれば華やかに戦いの終わりを祝うシベレス広場は、大急ぎで駆け抜けるだけ。第79回ブエルタのフィニッシュラインは、もう少し先にある……バロック様式の壮大なビルディング「エディフィス・テレフォニカ」の前に引かれるのだ。
ステージ詳細テキスト:宮本あさか
J SPORTS 編集部
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